湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【J1・第30節_vs札幌(H)】 『丁々発止ハロウィン』△2-2

リーグ戦も終盤、この札幌戦だって大事な試合なのは間違いない…のだが。大舞台目前ともなると、やっぱり少々浮ついてた。個人的には少々体調崩してスタジアム到着が直前だったこともあって、キックオフからしばらくは試合に集中できなかった。

スタメン

やはりというか、シュンスケは間に合わず。大舞台には戻ってこられるのだろうか。負傷した柏戦で交代でピッチに入った天馬が、そのままスタメンにスライド。他は不動になりつつあるスタメンのメンバー。

驚いたことに秋野がサブにも戻ってこられなかった。少々心配だが、こればかりは見守るというか情報を待つしかない。この日もミキッチは出番無かったが、のだりゅーけーじろーは交代で出場。前線はともかくサイドは手薄に感じるなぁ…。

試合

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時々ちちくりあっていたのは見ていたんだがw、この日もハロウィン仕様のじいちゃんにちょっかい出していた秋元。浮ついてたこちら側と違って、選手達は当然ながら普段通りの精神状態で試合に臨めていたようだ。

ただ、どこまでいつも通りだったかはわからない。わざわざ監督が言及したのは、普段通りでいられないのを見越していたから、とも言えるだろうから。

【馬入日記:10月18日】「もっと強くなるため」 « 湘南ベルマーレ公式サイト

「だから選手へ言ったのは『ルヴァンのチャンピオンになるために、ルヴァンのチャンピオンになるにふさわしい試合を札幌戦でしよう。だから不必要にリーグとルヴァンを切り離して考える必要はない』ということ。周囲も札幌戦より決勝戦のことへの関心が高くなるし、そこを自分たちがコントロールすることはできない。だからそれを受け入れて、ルヴァンで優勝するために週末も試合があると思って受け止めたほうが良いなと思っている」

その上でルヴァン杯決勝進出の勢いでリーグ戦上位の札幌に立ち向かう湘南。ただ、思うように回らない。パスがことごとく止められて、攻撃が形にならない。ボールを奪われれば札幌の強力FW陣へロングボール。シンプルな形は、その分だけ力強い。

しかし先制は湘南。GKのキックミスでハンパになったボールを回収。中央でウメさんがタメをつくってリョーゴへパス。ダイレクトでコースを狙ったシュートがゴール左隅に流し込まれた。実にこれがファーストシュートという有様。


【公式】ゴール動画:山﨑 凌吾(湘南)39分 湘南ベルマーレvs北海道コンサドーレ札幌 明治安田生命J1リーグ 第30節 2018/10/20

先制こそできたものの、リードしたまま終えられたことが不思議なほどに押し込まれた前半。仕切り直した後半どうなるかと思ったら、後半早々5分に追いつかれる。

CKからニアに蹴られたボール。こん時、ニアにはウメさんがいたんだけどねぇ。サイドネットにかかると思ったかスルーしちゃって、それがポストに弾かれところで混戦になって、ジェイに蹴り込まれたのよね。もったいない。

攻守の激しさは増していくが、シュート本数は増えていかない。ただ、上手くいかない試合でも何とかするのが、強いチームというもの。湘南はセットプレーに活路を見出して攻めていく。勝ち越しのゴールも、FKから生まれた。

ウメさん、蹴ると見せかけてヒールで流す。壁が崩れてスクランブルになるところを杉岡氏が左足一閃。地を這うシュートは、混戦でブラインドになってGK反応できず。


【公式】ゴール動画:杉岡 大暉(湘南)60分 湘南ベルマーレvs北海道コンサドーレ札幌 明治安田生命J1リーグ 第30節 2018/10/20

杉岡氏のJ1初ゴールで勝ちきれたならパーフェクトだったんだが、札幌もそう簡単には逃してはくれなかった。ゴール前まで攻め込んだところからのカウンターを食らって、チャナティップに同点ゴールを許してしまった。

坂も秋元もシュートコースにいたんだけどね。走り込んできた坂と前に出ようとした秋元でかぶっちゃって、防ぎきれなかった。これまたもったいない失点だった。

総評:☆☆☆☆☆☆☆

勝ちきれなかった。逃した勝ち点2は大きかった、かもしれない。それでも"強さ"は示せた。リーグ上位を争い、この試合に勝てば残留確定の相手に、押し込まれながらも常に先手を取って試合を進めて、勝ち点を積み上げられたのだから。

僅差で競り負け続けた2016年を思えば、今年の若いチームの闘いぶりの成長はとても頼もしい。ここ最近のドローの多さも、まったくもって不安は無いよ。今ならどんな相手だって胸をはって立ち向かっていける。ルヴァン杯決勝進出が、その証だ。


DAZNハイライト20181020 北海道コンサドーレ札幌戦

さぁ、決戦だぜ。

ならば、勝とうぜ。埼スタは湘南にはデカすぎる器かもしれない。もし埋まりきらなくても、それが今の湘南の全てだ。今の湘南の全てを集結させて、マリノスに勝ってルヴァン杯を掴み取ろう。それだけの力はあるはずだ。

アウェイでは4-4の馬鹿試合。ホームでは"たった一つのミステイク"で敗れた。今なら結果をひっくり返せると信じて、埼スタに向かうよ。

地上波で全国ネットで、生放送で湘南ベルマーレの存在を世間に知らしめる。創立50周年にライザップと誓った2020年までのタイトル獲得を初年度で掴み取る。どちらもできたら、最高だ。さぁ、歴史を作りに行こうじゃないか!


Levain Cup FINAL s

【YLC・準決_vs柏(H)】 『Road to 埼玉スタジアム』△2-2(PK5-4)

「よう、遅かったな。しかもボロボロじゃないか、大丈夫か?」

「…ほっとけ。それにしても、お前とここでやることになるとはな。」

「そうかい? 何となく俺はお前とやることになると思っていたぜ。」

「17年ぶりの決勝なんだってな。そんな昔話なら、俺らと変わらないな。」

「創立50周年で初の決勝とか出来過ぎだな。…中澤の有終の美の邪魔はさせん。」

「50年かけて辿り着いたんだ、逃しはしない。結果にコミットさせてもらう。」

 勝つのは、俺達だ!

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スタメン

スタメンは日立台と変わらず。サブはしまむーが抜けてヒカルが入った。…って、控えにDFがいないじゃないか。何があるかわからないのに、思い切ったなぁ。もっとも岡本俊輝杉岡氏を一列下げれば対応はできるんだけどさ。

この連戦でスタメンに入れ替わらなかったことに、安心と少々の不安。好調のチームはいじらないほうがいいと思うか、疲労も考慮してもスタメンを勝ち取れないほどに、競争が無くなってきているのか。ううーん。

試合

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早い時間帯に先制点を取られて一気にペースを持って行かれるのだけは避けたかったこの試合、序盤から互いのGKが横っ飛びワンハンドクリアでピンチを防ぐ見せる激しい立ち上がり。決勝への強い思いがぶつかり合う。

バタバタした雰囲気がようやく落ち着いてきたかなと思われた頃、競り合いで倒れるシュンスケ。よく見れば左太腿はテーピングでガチガチだ。一度はピッチに戻るも、プレー続行不可能で21分に天馬と交代。

ちょっとイヤな雰囲気になりかけた直後の28分、試合を動かしたのは湘南。左サイドからのクロスのこぼれ球を、ド正面から俊輝がミドルを突き刺してみせた。DFで隠れてしまって、GKから姿が見えなかったようで、一歩も動けなかった。

そこから前半終了までは湘南ペース。ゴールマウスに狙ったかのように弾かれたシュートが3本ほどはあっただろうか。前半のうちに追加点が取れていたら、もうちょっと楽に進められたんだろうが…。

この日の柏さんはクリスティアーノにボールを集める単調な攻撃が多くて対応はしやすく、これなら逃げ切れるかも…なんて思っていたら、後半から柏のエンジンが徐々に唸りを上げ始めた。そして70分、ついに同点弾を許す。

一気に逆転してしまいたい柏の猛攻を何とか防ぎきり、仕切り直しの延長戦へ。ここでも先手を取ったのは湘南。左サイド奥からのFK、一度杉岡に下げ、そこからファーサイドの坂に狙いすましたクロスを坂がヘッドで押し込んで、リードを奪う。

しかし、逃げ切れない。柏の執念が、あと7分耐えればという時間で再びの同点ゴールを呼び込み、延長でも決着がつかなかった。ついにPK戦だ。

PK戦

延長の途中から足を痛めたような素振りをしていた秋元が少々心配だったが、そういえば去年は右手小指を骨折しながらシーズンを戦っていたんだっけな…なんてことを思い出して、秋元のそんな精神力に全てを託した。

1人目杉岡氏、2人目リョーゴ、成功。どちらも決めてきての3人目はウメさん。大きく左上空へ外してしまう。ここにきて初めてリードを許した湘南。ここまでチームを牽引してきたウメさん、涙。

しかし柏の4人目がクロスバーに当ててくれて、同点。救われたウメさん、更に涙。湘南は坂→金子→高山と成功させてきた。そして柏の6人目。秋元コールから秋元チャンとに変わり、スタジアムのボルテージが更にアガる。

最後ののPKが枠を外した瞬間。スタジアムは歓喜の渦。安堵で崩れ落ちるウメさん。足を痛めていたはずの秋元、ベンチに全力ダッシュからのハイジャンプ。お願い自重してとも思ったけど、止められるわけがないよね!w

 
【ハイライト】湘南ベルマーレ×柏レイソル「ルヴァンカップ プライムステージ 準決勝 第2戦」

総評:☆☆☆☆☆☆☆☆

試合自体は☆6つ、シチュエーションで2個プラス。これまで2戦目がアウェイだったけれど、今回はホームで本当に良かったね。スタジアム全体でこれまで一番かと盛り上がりと後押しがPK戦で出来たのは大きかったと思うよ。

もっともPK戦に行かないで試合を決められれば一番良かったんだけどね。それを出来るだけのチャンスも作れていただけに、そこは課題として突き詰めないと。それでも、こういう舞台で常に先手を取って試合を進められたのは、素晴らしいですよ。

創立50周年のJ1リーグでタフな戦いをしながらの、ルヴァン杯決勝進出。代償は過密日程と、ベスメン罰則w。そして対面に立つのは、横浜・F・マリノス

どちらが聖杯を掲げるに相応しいのか、勝利の女神を振り向かせるに足るサッカーを示せるのか。普段は神奈川ダービー(SKYシリーズ)を戦う2チームだけども、今回はそんな飾りの枠を削ぎ落とした、クラブの"芯の太さ"が試される闘いになる。

次の試合は

再びリーグ戦に戻って、ホーム平塚で札幌を迎撃ですよ。最高のバイオリズムでルヴァン杯決勝の舞台に臨むためにも、リーグ戦でも良い内容を示したい。

もちろんただのステップでないことは言わずもがな。決勝進出の浮ついた気持ちはひとまず置いておいて、目の前の試合に集中しなければ。何と言ってもリーグ戦はあと6試合しかない。生き馬の目を抜く死闘はまだ続いている。

シュンスケの状態は気がかりなれど、不在であっても補えないチームではないだろう。規定で柏戦に出場できなかった秋野もいる。前線ならばケージローも牙を研いているハズ。出場機会に飢えた狼達の奮起に期待したいところだ。