湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【YLC・第3節_vs神戸(H)】 『生煮えローギヤード』×0-3

無茶な大阪遠征が響いたのではないと思いたいが、水曜日はやたら体調が悪化。本来なら少々早退して平塚にキックオフまでには到着するところなのだが、同じ時間に早退したものの直帰。早くもホーム戦皆勤賞を逃すことに。不健康ってイヤね('A`)。

でも後半が始まったあたりで起きていられなくなって寝込んじゃったので、スタジアムに無理して行かないっていう判断は正しかった。行ってたら周りに迷惑かけるか、シャトルバス運行前に路線バスで3時間弱かけて帰宅するかになってただろうし。

前半

ここからの連戦を考えれば、ルヴァン杯サイドの充実も必要になってくる。この日は3バックのセンターに大野を入れ、右に坂、左にしまむー。ボランチに秋野未月、右に石原、左に石原。最前線は高山端戸新井。

リーグ戦から連戦になったのは大野秋野高山。こうやって少しずつ選手を入れ替えなければ地獄の15連戦は戦っていけない。秋野あたりは柏戦出場不可から逆算してることだろう。ただ、それはどこも似たり寄ったりの悪条件なのだ。

最初の失点は23分。ウェリには注意していたらしいのだが、クロスに走り込んでくる神戸の選手に誰も気づけずに強烈なヘッドを叩きつけられる。秋元はギリギリのところで触るも、弾んだボールが枠内に跳ねたところを押し込まれた。

これは不運だったと思うしか無い。秋元が触ったボールが枠外に跳ねてくれていれば、ピンチは続いていたにしても簡単には押し込まれなかったハズだ。まぁその前に雪崩込んでくる神戸の選手に誰もマークつけれてないのも問題なのだけど。

続く2失点目は直後の30分。DFラインから右のタッチライン際に出されたスルーパス。追いかける石原とウェリ、石原が追いついた…という瞬間にウェリがチャージで石原を弾き飛ばしてボールを奪った。そのままお洒落なシュートを放り込まれた。

チームからも注意を受けていただろうし、試合中にも随所に体幹の強さを見せつけていたウェリ。石原が背後のウェリに気がついていなかったなら油断だし、気がついていてアッサリ飛ばされていたなら、それはそれで問題だ。

若干背中寄りから吹っ飛ばされたようにも見えるが、問題はソコではない。キチンと身体を入れて「チャージされたら確実に背中から押される」状況にしなきゃいけなかったんだ。こればかりは経験だね、ウェリクラスとのタイマンは初めてだろうし。

ただ、湘南も漫然と失点を重ねていったわけじゃない。端戸のドンピシャヘッドがクロスバーに嫌われたし、新井のシュートが狙いすぎてハズレた場面もあった。連敗中の反省を活かそうという姿勢は見られた。

中盤での奪い合いでは互角に見えたし、点差ほどに劣勢とは感じなかった。せめて1点差で前半を終えられていればなぁ…。

後半

後半開始時に、湘南が動く。新井→梅崎、しまむー→ジョンヒョプ。意図は明白だ。攻撃を加速させて2ゴールを奪わなければ追いつけないんだから。ただ困ったことに、アタッカー2人を投入しても攻撃のギヤが上がらない。変化が乏しい。

攻撃的選手の途中出場に期待することはソレのはずで、特に移籍組の選手が、チーム戦術の中に埋没していったら、何のために呼んだのかわからない。

2年前は長谷川アーリアジャスールがその役目を担っていた。今でも申し訳ないと思うけど、スタメンでも十分にやれるチカラのある選手にギヤチェンジ役を任せていた。彼がピッチに出てくるだけで、試合の流れを揺さぶったものだ。

梅崎とジョンヒョプにチカラが無いとは思わない。ただ、こういうところでチームを牽引していけるほどに、自分のチカラを発揮できないでいるのがもどかしい。負傷で出遅れた梅崎、合流自体が遅れたジョンヒョプ、それぞれに理由はあるのだけれどね。

 結局試合は最後の交代枠で出てきた杉岡氏が、カレー券2枚で退場&PK献上という、ついでというにはあまりにヒドい悪夢を見せつけて3失点負け。プロ年齢であったり合流期間であったり、未だ「火が通っていない」脆さの出た試合となってしまった。

総評:☆☆

チームのバイオリズムが悪いとこういう事になるのか。1失点目の取られ方が最悪だった。2失点目と3失点目はある意味『成長痛』みたいなもの。どこかでやらかして、痛みを身体で覚えて、成長して返してもらうしか無い。

そういう意味では新井の狙いすぎシュートもそうだね。同時に起こったのは、ある意味幸運だったと思おう。その代わり、二度も三度もじゃ困るぜ。仕方がないで済ませられるのは初回まで。仮にもプロとして任せられているのだから。

それに忘れちゃいけない。神戸の選手だって若い選手ばかりの中で、コチラ側に失点に直結するミスが重なって、こういう結果に終わってしまったのだ。出来なかったことは反省して、出来たことには自信を持って、次に向かうしか無いのだ。


YBCルヴァン杯ハイライト 20180404 ヴィッセル神戸戦

次の試合は

ホームでリーグ戦。鹿島を迎え撃つ。2015年はダブル食らわせたり、2016年も旧ルヴァン杯で劇的ロスタイム弾で勝利したり、近年の相性はどうにもならないほどではない、はずの相手だ。

さて、神戸戦後の監督の質疑応答で、キジェさんがこんなことを言っている。

今年湘南がALIVEするために、どの試合でも勝点3を目指していく、その結果勝点1も拾っていくようなたくましさが必要だいう中で、結果勝点ゼロだったということはどこかでチームの実力不足があるということが自明の事実であるということ。

ただそれはネガティブな言葉ではなくて、内容の良い悪いは結果に繋げるためのものだと思っているので、そこに選手がどれだけこだわれるかなんです。

今日の試合でいうと、全体の部分ではなくて個人の「個」の部分。例えばあのシュートを入れるかどうかは、やはりチームとしてのテーマでもあるけれど個人がどれだけそれを悔しく思って、普段からどれだけこだわってできるかということがすごく大事。

それと同じで普段から後ろの選手がどれだけアラートにやっているかということが大事なので。その結果パーフェクトな試合ができればおそらく勝つと思うし、でもパーフェクトじゃないから勝てないだけなので、内容の良い悪いという見方はもうしないようにしようと個人的には思っています。

だから、この前のセレッソ戦も内容が良くても1−2で負けたらやっぱり実力が足りないということだし、その部分を我々は学んでいかなければいけない。逆に勝った時も、内容が悪いと思われてもその試合にはいろいろ勝てた要因があるんだよというふうに思っているし、そこは一応監督なので冷静に見ようかなというふうに思っています。

勝敗と内容は別問題なのだと。内容が良くても負けたら実力が足らないのだと。逆に内容が悪くてもそこには活路はあるのだと。全くもって正しい。内容が良かったことにすがらないなんて、サポには難しい。どうしてもそこに光明を見出したくなる。

ならば、現実を見てどう立て直していくのか。時間は待ってくれない。15連戦に突入して公式戦は4連敗。急には伸びていかない能力を束ね、どこに活路を見出すのか。

前線~中盤のデュエルでは十分に戦えている。ここでどうにもならなかったことは無いはず。あとは裏返されることを怖がらずに攻め上がり、攻めきって終わる回数を増やしていけるか。同じようなことを書いてる気がするが、続けていくしかないのだ!

ライザップ方面の件は

次の記事で! 明日中に何とか書き上げますんで!w

『RIZAP、J1湘南ベルマーレを傘下に 』…だと…?

www.nikkei.com

フィットネスジム運営のRIZAPグループは、Jリーグの湘南ベルマーレ(神奈川県平塚市)の経営権を取得する。現在の筆頭株主と月内にも共同出資会社を設立して、出資や役員の派遣を通じてベルマーレを傘下に収める。RIZAPはスポーツ分野への事業拡大を図っており、サッカークラブの経営でフィットネスジムとの相乗効果を見込む。

月内にもベルマーレに33%出資する筆頭株主三栄建築設計と、ほぼ折半出資の共同出資会社を設立する。三栄が持つ持ち株を共同出資会社に移転するほか、ベルマーレが第三者割当増資を実施して、共同出資会社がベルマーレの持ち株の過半数保有する。RIZAPはベルマーレに役員の過半を派遣する方針で、実質支配力基準によりベルマーレが連結子会社となる。

RIZAPグループと三栄から2021年までに10億円を追加出資して、選手の育成やクラブハウスの充実に充てる。また、RIZAPのマーケティングノウハウを活用し、ベルマーレのサポーターの拡大を支援する。

RIZAPグループは「スポーツ分野」と「フード分野」を今後の成長領域と設定し、19年までに戦略的投資を集中する方針を掲げている。21年3月期には、2分野合計で売上高1000億円以上の達成を目標に設定している。

湘南ベルマーレは17年にJ2リーグで優勝し、18年からJ1に昇格した。選手の強化に充てる資金と経営基盤の安定化を目的に、長期的なスポンサーとして16年に三栄からの出資を受け入れた。

あまりのビッグニュースに、全文を引用させていただいた。

本当に決まるとすれば、現状のスポンサーフィーに加えて、向こう3年間で合計10億円の追加出資という今まででは考えられなかった財務体勢となる。市民クラブのアイデンティティーは失われるが、飛躍の足がかりには十分なモノだ。

もちろん資金注入で全てが上手くいくわけでもないし、これが飛ばし記事だったとするなら、この記事によって無かったことになるかもしれない。そもそもまだ日経しか報じてないネタだから、まだ踊るには早い。というか、迂闊に踊れる案件じゃない。

遅くとも全ては週末のクラブカンファレンスには明らかになるだろうが、そわそわしながら週末を待ちたい。というか浮かれてばかりはいられないのだ。明日も試合なのだ。

【再掲載】「第43回 ベルマーレクラブカンファレンス」開催のお知らせ « 湘南ベルマーレ公式サイト

続報

www.hochi.co.jp

プライベートジムなどを運営する「RIZAP(ライザップ)」グループが、サッカーJ1の湘南の経営に参画することが3日、スポーツ報知の取材で分かった。同グループは、現在の筆頭株主である三栄建築設計と共同で新会社を設立して湘南の株式の過半数保有し、経営権を取得する。スポーツ分野での事業拡大を図るライザップ側と、経営面や戦力面での安定、強化を目指す湘南側の方針が合致した形で、6日にも正式発表される見込みだ。

著名人が減量に挑戦するCMと「結果にコミットする」のキャッチフレーズでおなじみの、完全個室プライベートジムを展開して急成長してきたライザップ・グループがサッカークラブの経営に参入する。白羽の矢を立てたのが、豊富な運動量と攻守の切り替えの速さが特徴の“湘南スタイル”、育成力、地域密着が魅力のJ1湘南だった。

ライザップグループはこれまでの経営のノウハフをクラブ経営に活用していく考え。一方で、資金面でビッグクラブに劣る湘南は、これまで日本代表DF遠藤航が浦和、MF永木亮太が鹿島に移籍するなど、毎年のように主力を引き抜かれてきただけに、同グループの参画で経営面が安定。いままで以上に戦力補強、育成強化などに力を入れることができる。

 

www.nikkansports.com

フィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)グループが、サッカーJリーグ1部の湘南ベルマーレ(神奈川県平塚市)に出資し傘下に収めることが3日、関係者の話で分かった。ライザップが得意とする市場拡大戦略の手法を活用し、サービスの質や集客力の向上を図る。

湘南ベルマーレに33%出資する筆頭株主三栄建築設計と連携し、出資の枠組みを固めるとみられる。出資の方法などの詳細は不明。

ライザップは、相次ぐ企業買収で事業の多角化を進めている。サッカークラブへの経営の参画を通じ、本業のフィットネスクラブ事業との相乗効果を狙う。

湘南は昨年のJ2で優勝し、今季は2年ぶりにJ1に復帰した。長期的な経営基盤の安定と強化を目的に、三栄建築設計が2016年から筆頭株主になった。

2018/04/10追記

 クラブカンファレンスを経て大いに安心した記事はこちらw

revys48.hatenablog.com