湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【J1・第28節_vs磐田(A)】 『混沌コンセントレーション』 ×0-1

湘南公式からのスタメン発表をツイッターで見た時の感想は、「ルヴァン決勝のやつをコピペして修正しそこねたのかな?」だった。それからタイムラインの反応を見て、Jリーグ公式を確認して、ようやくソレが修正忘れなんかではない事を理解した。

スタメン

ルヴァン杯決勝の激闘から中2日、まさかサブの天馬→ケージローの変更だけでほぼ同じメンバーだなんて、予想もしていなかった。もちろんコレが湘南の出しうる現状最高のカードだというのは理解はするけども。

想像してみる。残留争いの直接対決をベストメンバーで取りに来たということは、当然疲労の影響はそれほど無いという判断をしたのだろう。そして、この日程での連戦で結果を残してみせろという『ハードル』を、あえて課したのだろう。

少なくとも監督は『やれる』と、この『ハードル』を飛び越えられたら大きな成長があると、それが必要だと、判断した。ならば、一番身近で観ている人の決断の正しさを信じるより他は無い。無い…のだが。ううーん。

試合

キックオフから、勝利に飢えた磐田の勢いが目立つ。ただ焦りからか、遠目からとりあえずゴール方向に蹴ってみました的なシュートで、勢いが続かない。

これなら耐えていればいずれ…と思っていたら、ちょうど10分を過ぎた辺りから流れが変わる。ようやくボールをつなげて反撃に移れるようになって、五分の展開に戻せたのだけど。何かがおかしい。いや、いつも通りのわけがないのだが。

V疲れ湘南14位後退「これが実力」次戦再び中2日 - J1 : 日刊スポーツ

DF杉岡は「体が重かった。言い訳にはしたくなくてやるしかないと思っていたけど悔しい」と声を絞り出した。再び中2日で清水戦を迎える。杉岡は「敗戦を引きずっていられない。すぐ試合はくる。切り替えていくしかない」

全体的な動き自体はそれほど悪くは見えなかったけど、どうにも最初の動き出しが遅い印象。そのせいか競り合いでも勝てず、いつもならパスを貰えているところに走れないからか、パスが噛み合わないでシュートまで持っていけない。

失点の場面だって、あんな簡単に先に触られて、あんなスルッと裏抜けされてシュート打たれるなんて、土曜日だったら絶対無かったと思うんだよね。いつもの張り詰めたような集中力が、この日は画面から伝わってこなかった。

途中から疲労がスルッと抜けるわけもなく、湘南の傾向は最後まで変わらなかった。選手交代で徐々にペースを掴んで、後半の終わる頃にようやく"らしさ"が出てきたけど、時すでに遅し。実に久しぶりの敗戦となった。


DAZNハイライト20181030 ジュビロ磐田戦

総評:☆☆☆☆ 

10月30日(火) 第28節 VS ジュビロ磐田 « 湘南ベルマーレ公式サイト

 -ルヴァンカップ勝戦から同じ先発メンバーで戦ったが狙いは何かあったか?

変える必要がなかったからです。肉体的な疲労はもちろんあったと思いますけれど、今日それで動きが悪かったとも思いませんし、そういう練習をしっかり毎日積み上げてきているので、十分その11人のコンビネーションでやれると思っていました。前半少しセカンドボールの処理が悪くて失点しましたけれど、チャンスを何回か作っている中で入れられそうな場面もありましたし、後半もそういう展開だったと思うので、自分の思うところを貫いてやったという感じです。

肉体的な疲労については、ライザップさんもついてくれてるから一定の回復はあったんだろうとは思うけれどね。素人考えなりに気になってたのは『精神的な疲労』はかなり残っていたんじゃないかなってところ。

土曜日の試合は、普段以上の集中力を発揮したと思うんだよね。それだけの良い試合内容だったし、そこに監督も成長を感じて託したんだろうし、この状況で結果を出せたなら、また一つ自信になっただろうし。

それでもね、やっぱり休ませるべきだったんじゃないかなぁ、キジェさん。誰が出ても云々普段から言うなら、こういう時こそ優勝を喜びながらも悔しがっていたであろう他の選手の出番だったんじゃないのかなぁ。

肉体的疲労はともかく、精神的疲弊のリセットの機会をあげてほしかった。選手はどんなに疲れていたって、出ろと言われりゃ出ちゃうんだからさ。こういうところで悔いの残るプレーのまま敗戦というのは、チームの勢いに水を差しかねないよ。

次の試合は

そして、すぐさま次の試合がやってくる。金曜日に第二の静岡からの刺客、清水との試合が控える。ホームでやれるというのは不幸中の幸いではあるが、何せ相手は20日から試合をしていないという万全な状態で襲い来る。

実は、この"対静岡2連戦"で勝ち点2以上取れたら御の字だと思っていた。磐田である意味での賭けに出てゼロに終わった以上、清水に勝つしか無いわけだが…あえてハードルを下げたい。問題発言かもしれないけれど、金曜日は勝ち点1でいいと思う

もちろん勝って欲しいし、勝ち点3を積めたら一番良いんだけどもね。ラスト3戦を悔いなく闘い切るためにも、まずここで悪い流れを断ち切ることが大事ですよ。

【YLC・決勝_vs横浜FM】 『連綿ベルマーレヒストリー』 ○1-0

f:id:revys48:20181028210720j:plain

f:id:revys48:20181028210626j:plain

湘南ベルマーレが成し遂げた『偉業』がどれほどのものか、一言で記す言葉を探すのは難しい。クラブの内側にいるわけでもなく、外からサポとしてたかだか7年を観てきただけにすぎない自分には、尚更だ。

資金に乏しい全てのクラブが、同じように成功を夢見て日々努力をしている。そんな中で、一度は解散寸前まで追い込まれたクラブが、再び成長曲線を描いてカップ戦を制するまでになるなんて事は、言ってみればある種の『奇跡』だ。

フジタ撤退からの、クラブに関わる全ての人々の努力の積み重ねと、関わり合う人々の縁と、それを支えてきたサポーターの熱意と。どれか一つでも、少しでも欠けても、ここにたどり着くことはできなかっただろう。

無償で貫いた20年の“湘南愛”名物会長が手にしたルヴァン杯Vの重み : スポーツ報知

「子供たち、サポーターの笑顔は最大のやりがい。湘南というエリアにベルマーレがなかったら笑顔はどうやって作る? 存続危機の頃から、原点を同じで笑顔を作ること。その量がだんだん増えてきた。喜怒哀楽を素直に表現でき、40歳、50歳になっても人前で泣ける世界を作れるというのは、今の世の中ではなかなかない。それがJリーグの価値なんだ。ここまで失敗の連続だったけど、その都度、たくさんの人に助けられてきた。今回、ウチが勝ったことで下の方で頑張っているクラブにも何かパワーを与えられたかも。『失敗を怖がるな』と無責任に言える。失敗を怖がらずに、日々の活動をちゃんとしていれば助けてくれ人がいる」

【コラム】始まりは2004年秋…ルヴァン杯を制した湘南、その裏にあった笑顔と涙のドラマ | サッカーキング

2018年10月27日(土)JリーグYBCルヴァンカップ 決勝 VS 横浜F・マリノス « 湘南ベルマーレ公式サイト

我々のクラブにはユース、ジュニアユース、その下のスクールの強化特待クラスまで、たくさんトップを目指す選手たちがいます。その子たちのほとんどが今日このスタジアムに来たんですけども、彼らやまたその親御さんに、このように頑張れば皆んなもここまで来られるんだと見せられたのは、優勝したことよりも非常に嬉しいです。

チームを激励するための寄せ書きに、彼らは小学生なのに、ただ「勝ってください」とか「○○選手がんばってください」「優勝してください」とかではなくて、8割ぐらいの選手が「湘南スタイルで」とか「湘南魂で」とかという言葉を前に付けていました。それを小学生が書くというのが、驚いて、本当に涙が出そうになりましたし、改めてクラブ全体の勝利だと思っています。

未来を切り拓いていく子供たちと共に、創立50周年の節目でのルヴァン杯優勝。現在を闘いぬいてカップを手にした選手達、おめでとう。そして、ありがとう。

スタメン

存在が危ぶまれていた(?)秋野、決勝で復活、しかもスタメン。俊輝はそのままシュンスケ不在のシャドーへ。他は現状のベストメンバーで決戦に臨む。

シュンスケはサブに復帰するも、スタメンは回避。バイーアさんミキッチもサブに入り、他はジョンヒョプ/天馬/高山。『大舞台で何かをやってくれる男』しまむーを期待したが、残念ながらベンチ外。

試合前

どうなるかと心配していたw湘南サイドのゴル裏、ひとまずカッコがつく程度には無事に埋まってくれて、事前準備を手伝った大規模コレオもまずまず上手く行ったらしい。改善の余地はあるけれど、反省は"次回"に活かせば良い良い。

湘南ホーム仕様の選手紹介、持ち時間5分を最大限に活用して、ほぼ平塚と同様の演出をブッコんでくれた。もうコレでテンションは最高潮。さぁ、戦を始めよう!

万感。YLC決勝 湘南×横浜M〜埼玉スタジアム2〇〇2 | 三村ロンド オフィシャルブログ「一声入魂文録(イッセイニュウコンブログ)」Powered by Ameba


【2018】ルヴァン杯決勝 湘南 VS 横浜F 選手紹介~ルヴァンを掴め!

試合

4万人越えの大観衆の前で、キックオフ直後から攻勢に出たのは湘南。前半だけでいくつのチャンスがあっただろう。猛然と追い、セカンドボールを収め、隙あらば縦に速い攻撃を仕掛けていく。

アクセル全開で縦横無尽な攻撃で試合を支配して、俊輝が、ウメさんが、リョーゴが、次々とゴールに迫った。ようやくゴールをこじ開けたのは、前半36分のこと。 

自陣の右サイドでボールを奪い、短いパスワークでカウンターに転じる湘南。縦パスが相手に弾かれて誰も居ないゴール正面にボールがこぼれる。回収したのは杉岡氏。

杉岡氏が正面を向くと、裏に走り抜けようとする秋野と左サイドを駆け上がるウメさんに引っぱられて3人いたDFが下がり、数メートルの余裕が生まれていた。そして杉岡氏、ゴール正面からノンプレッシャーでスーパーミドルをブチこんでみせた。


【公式】ゴール動画:杉岡 大暉(湘南)36分 湘南ベルマーレvs横浜F・マリノス JリーグYBCルヴァンカップ 決勝 2018/10/27

思えば、相手選手にゴール前で余裕を与えてスーパーミドルをブチこまれるのは、湘南の方の"悪癖"だった。いつしか全員でゴール前で身体を張っての守備で余裕を与えることが少なくなって、そんなシーンは最近は見られなくなっていた。

長いこと自分達がやられていたパターンで、この大舞台で値千金の決勝ゴールを奪ってみせたのだから、こんな最高なことは無いよ。素晴らしいゴールだった。

後半に入っても攻勢は保てていたのだが、徐々に横浜に押し返されていく。前半あれほど攻めていたのに、試合が終わってみれば公式スタッツでシュート本数が12対15と逆転されるほどには長いピンチが続いた。ところが大野は余裕だったらしい。

[湘南]ルヴァンカップ優勝から一夜。それぞれが振り返った“決戦” « サッカー専門新聞ELGOLAZO web版 BLOGOLA - Jリーグ練習場レポート毎日更新!

ちなみに大野は、後半の押し込まれる時間も「いつもどおりの『体を張りまくりましょうタイム』に入って、『きました!湘南名物!』と思っていました(笑)」と、焦りどころか楽しみすら感じてプレーしていたという。 

なるほど、前半良くても後半押し込まれるアレは『体を張りまくりましょうタイム』と呼称するのかw。同じ記事の中で、キジェさんの「アカデミー寄せ書き話」に対する山根の反応も面白い。こういう気持ちの持っていかせ方もあるんだなぁ。

そして試合は終盤へ。途中あわやPKかという場面がありつつも、横浜の猛攻を跳ね返し続けて、無事に逃げ切ることができた。タイムアップの瞬間は…やっぱり泣き叫んだよね。しゃーない、開幕当初はここまで想定してなかった結果だもの。


YBCルヴァン杯ハイライト20181027 決勝 横浜F・マリノス戦

総評:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

☆10が今年中には出ないと思ってたんだけどなぁ…w。内容的にも、前半の攻撃は今年の集大成のような展開だったし、後半は後半で粘り強さを増した全員守備でチャンスを簡単には作らせなかった。頂点を掴むに相応しい試合はできたんじゃないかな。

それにしても。ライザップと掲げた目標をその年のうちに結果にコミットできてしまうとは、発表当時は思ってもいなかった。だってさぁ、優勝だよ??

f:id:revys48:20181029004313j:plain

【湘南】人を育てる姿に魅せられて――。RIZAPの瀬戸健社長が共鳴する曺貴裁監督の凄さ | サッカーダイジェストWeb

フィジカルコーチもいなかった(今年は雇ったけど逃げられた)クラブに、最先端の身体機能向上プログラムを導入できたことが、今回の結果に深くつながっていることは間違いない。今年の冗談みたいな連戦を乗り越えられたのは、その大きな成果だ。

投資だけじゃなく。宣伝だけでもなく。自分達の持ってるモノでクラブを助け、共に成長していってくれる。本当に良い出会いであった。感謝してもしきれない。

次の試合は

日曜日は出かけてしまったので、ルヴァン杯優勝のネット記事も全てまだ追えていない有様ですが、いつまでも浮かれてはいられない。現実を見れば、まだJ1残留争いは激しい。火曜にはアウェイで磐田戦ですよ。

13位湘南、勝ち点36。15位磐田、勝ち点34。言うまでもなくどちらも負けられない6ポイントマッチ。…そんな大事な試合をさぁ…よくもこんな日程にブッコんでくれたもんだよ。責任者出てこい!ヽ(`Д´)ノプンプン

流石にメンバーの入れ替えは避けられないが、最近ほぼスタメンが固定されてたことがどこまで影響するかが鍵か。途中出場したシュンスケが頭から行けそうなのは、攻守に心強い。何とか勝ち点を積み上げて帰ってきて欲しいものだ。