湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J2・第10節_vs京都(H)】 『ハーモニー』◯3-0

ついに無傷のままたどり着いてしまった開幕10連勝。京都戦までもこんなスコアで切り抜けられるとは、正直思っていなかった。特に無失点というのが信じられないでいる。

前半は、連戦の疲れか雨の悪条件からかパスミス&トラップミスが多かったこともあり、一進一退の攻防で推移。互いにボールホルダーへのチェックに積極的で、絶対に相手の好きにさせないぞという強い意志を感じた。

そんな中で、飛び道具で試合を動かせたのは大きかった。精度の高いキッカーが多いのも、今年の湘南の大きな武器だ。他のキッカー候補が話し合うフリをしているところに、近くに立っていた丸山がススッと動き出しての直接FK。「(疲れのたまる)連戦ではセットプレーが大事になる」の言葉通り、きっちりチームを助けてくれた。

前半のロスタイムに二点目を奪えたことも、これまた大きかった。右サイドからの大きなサイドチェンジ→ボールを受けた選手を更に全速力でアウトから三竿が追い越す→そこからのクロスをニアで武富がダイビングヘッド。嗅覚と気合を感じる、湘南スタイル全開の見事なゴールだった。

2-0は危険なスコア…と思う間もなく後半開始直後に入った三点目。いきなりアクセル全開で得たコーナーを、ワタルがウェリントンの前に競り合うように走りこんで自身のマークを外して、豪快にヘッドで叩き込んでみせた。一点目の丸山のFK、二点目の三竿のランニング&クロス、三点目のワタル。DF全員が全得点に絡むのも今年の湘南らしさ。

もっとも得点シーン以外は最後まで一進一退が続いたし、全体としては五分の展開だった。後半は押し込まれる時間帯が長くなったし、そこまでに3点差になっていなければどんな展開になっていたことか。

シュート数は京都の12本に対して湘南10本。相手をシュート数で下回ったのは、開幕の山形戦以来二回目のことだ。ゴールキックに至っては、京都8本に対して湘南16本。要所を押さたとはいえ、それだけ攻めこまれていた証。前半ロスタイムと後半開始1分、緩まずに得点機を作った攻撃への意識が勝敗を分けた。

曺監督は試合をオーケストラに例えて、攻撃にハーモニーが足らなかったことに言及した。そういう意味では千葉戦は、90分間途切れること無く見事なハーモニーを奏で続けた、拍手喝采の名コンサートだった。

京都戦は綺麗にフィニッシュまで奏でられたのは数えるほどしか無かったけれど、得点(二点目)につなげられた攻撃は美しいハーモニーだった。どんな相手や条件でも、得点機に鮮やかなハーモニーが奏でられるようになれればいいな。

京都戦の試合中、ダイスケが両足をつる場面があった。今まで無かったことが不思議なくらいで、スタメン常連組の疲労は今がピークだろう。今後も戦い続けるためにも、誰が出てもスタイルを貫けることを証明するためにも、そろそろターンオーバーが必要だ。けして水戸を侮るということではなく、ね。

というわけで次節の対戦相手は、水戸。「平塚の男」馬場賢治がレンタル移籍中で、なかなかの活躍をしているらしい。もっとも契約の関係上、湘南戦には出られないんだけど。山口の出られなかった長崎同様、これが試合に大きく影響することになるか。ホントはプレーするところも観たいんだけどなぁ。

水戸はここまで4勝3敗3分の7位。得点は伸びないが、失点は湘南の次に少ない堅守のチーム。城壁をいかにして崩すか、前半僅差orスコアレスになった場合のベンチワークに注目したい。

今年は鈍行で片道3時間以上かかるアウェイは行かないつもりだったけど、6日のホーム栃木戦に仕事で参戦できなくなったので(涙)、急遽参戦決定。久々に平塚の男のチャントが歌えるのが楽しみだ!