湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【W杯PV参戦記2018】日本対セネガル【東京タワー】 △2-2

 

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こんなにも力強く逞しい日本代表のサッカーをワールドカップ本戦で観るのは、初めてかもしれない。デカくて強くて上手くて速いセネガル代表とほぼ互角に、後半の決定機はむしろ日本の方が多かったのではないかという奮闘ぶりを魅せてくれた。

前半

キックオフからアクセル全開で蹂躙にかかるセネガルのスピードに、やや翻弄される立ち上がり。それでも上手く対応していたが、11分にミスから先制を許す。

右サイドからの仕掛けられて、クロスを入れられる。左サイドの原口が外にクリアしようとするが小さく、相手に拾われてニアにシュート。川島はパンチングでクリアしようとするも、詰めてきたマネの膝に当たってゴールに跳ねてしまう。

まだ相手の強さに順応しようとする段階で、それ以外のところでミスが重なっての失点というのは正直ガッカリしたし、ここから試合が壊れやしないかと心配もしたが、今の日本代表はしたたかだった。

相手のスピードが全開になる前に押し留め、反撃に転じては相手のウィークポイントを探っていく。楔の縦パスによる牽制、個人のターンによる突破、サイドチェンジ、そしてセネガルの強力なサイド攻撃の裏をつくロングフィード

相手を押し返せるようになってきた前半34分。柴崎の左サイド奥へのフィードにキャンチョメ長友が追いついて確保、追ってきた乾に託す。乾、ワンタッチ入れてタイミングをズラしてからゴール右隅へシュート、同点ゴール。

どんな形でも先制さえしてしまえば後は何とかなるだろう…なんて思っていただろうセネガルのプランはここで完全に崩れた。ここからはポゼッションの日本対カウンターのセネガルの、真っ向勝負になっていく。

後半

後半になると出足が鈍りだしたセネガルを日本が圧していく。あと数センチ大迫の足が出ていればというチャンスもあれば、乾のシュートがクロスバーを叩いた場面もあった。しかし追加点は、最高速でマークをぶっちぎったセネガルだった。

しかし日本のボルテージはもう落ちない。画面の向こうの選手たちも、PV会場も、誰一人として諦めていなかった。失点直後に本田岡崎連続投入で再び前への圧力を高めると、再びの同点ゴールは失点から7分後の後半33分に生まれた。

大迫がPA右からゴール前へふわりとしたクロス。岡崎とセネガルGKが交錯して倒れ、ボールは裏へ走りこんでいた乾が回収。ゴロでゴール前に折り返すと、GKは倒れたままで手は届かない。待ち構えていた本田△、難なくゴール。

残り時間も一進一退の殴り合い。三人目の交代に宇佐美を投入するなど攻撃的な姿勢を最後まで貫いた日本代表は、難敵との死闘をドローで終えた。 


Japan v Senegal - 2018 FIFA World Cup Russia™ - Match 32

オシムさんからの言葉

オシムがセネガル戦を絶賛。「日本の強さはポーランドより上」|サッカー代表|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

 日本よ、見事だ。本当に見事だ。このようなエネルギー溢れるサッカーを見たとき、チームスピリットに触れたとき、私は大きな幸福を感じる。

試合前は日本がセネガルに対抗できるのか、私は懐疑的だった。セネガルの選手の身体能力は非常に高く、すこぶる強靭だ。野生動物のような鋭さを持っている。そんな彼らと互角の戦いをするのは、決して簡単なことではなかったろう。

それなのにデータを見ると、”デュエル”での勝利は日本がセネガルを上回っている。日本の選手が知能と工夫を駆使して競り勝つたびに、私は誇りのような喜びを感じ、思わず手を叩いていた。 

オシムさんからいただいたこの言葉が全てだろう。冒頭にも書いたが、こんなにも力強く逞しく戦う日本代表は恐らく初めて観たし、勝てた試合を落としたのだとしても、このドローの価値が落ちることは無いハズだ。

コロンビア戦の結果が幸運でないことを自ら証明してみせたと共に、強烈な個の力に対抗しうる戦い方を示したのは、今大会の大きな成果だ。短い期間でチームをまとめあげた西野監督と、崖っぷちの状況下で結果を出した選手たちには拍手を送りたい。 

STARRISE TOWER PV

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サムライブルーに染まる東京タワーの麓にあるスターライズタワー、その一番大きな箱がPV会場。縦7.5mx横25mの巨大スクリーンで観るPVが楽しみすぎて、早すぎるとわかっていても、19時半には東京タワーに到着していた。

誰もいないのは想定内としてもw、待機列を作る場所の指示がどこにも無い。コロンビア戦の時はどうだったのかとツイッター内を検索しても、情報が出てこない。時折日本代表ユニの人がちらほら様子見に来るが、居場所がなく去っていく。

何人かで勝手に列を作って待っていると、21時半になってようやく係員の人が登場。列形成場所を指示して、列形成開始時間は22時半と言って去っていった。23時の開場時間まで30分しかないというのは、流石に悠長すぎやしないか。

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会場内をパノラマで撮影してみた。3画面出してまだ左右が余るほどの大画面が待ち受けていた。画面近くに陣取っている報道陣からも画面の大きさが伝わるだろう。最前列で観たので正面しか観れてないが、これなら後方でも十分楽しめただろう。

何故かカタール航空がスポンサーについていて、試合前には『当たり付きの紙飛行機をキャッチした人にはカタール航空の成田発着便のどこでも往復航空券(だっけ?)プレゼント』なんてイベントやったりしてました。

もとより350人定員て書いてある所に450人を座らせて、空間に対しての人数比はドーム以上。それでいて画面も巨大ってことで、試合中も大いに盛り上がりましたよ。大いに楽しんできました。

次の試合は

泣いても笑っても明日はグループリーグ最終戦、相手はポーランドだ。セネガルとコロンビアに連敗して、敗退が確定している相手だ。エースのFWレヴァンドフスキが結果を残せず、チームメート批判の言葉が紙面を飾ったりしている。

西野J、次戦負けなければ…決勝T進出の条件は? - 2018ワールドカップ:朝日新聞デジタル

引き分け以上の結果でリーグ突破。例え負けたとしても、突破の目はある状況。ただ、ポーランドはランキング上は遥かに格上、引き分け上等なんて気を抜いていたら、あっさりコケかねないぞ。

今はただ、コロンビア戦/セネガル戦で見せてくれたチームの底力を再び発揮してほしい。ここまで来たら、勝って自力突破を掴み取りたいものだ。

 

【W杯PV参戦記2018】日本対コロンビア【東京ドーム】○2-1

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互いの100%と100%でぶつかり合えば、コロンビアに圧倒されてしまう可能性もあっただろう。それでも勝ったのは日本だ。慢心と誤算がコロンビアに100%を出させなかったからこその勝利であり、ただのラッキーの産物なんかではないのだ。

先制点/開始3分 香川PK弾

コロンビアは、ハメス不在でも日本戦での勝ち点3を皮算用していたハズだ。つまり、けして口には出さないだろうけど、コロンビアは日本をナメていたんだ。その余裕は、開幕戦の緊張感と共にチームを徐々に蝕んでいった。

それが垣間見えたのがPKを呼ぶ場面。コロンビアがDFラインを上げてると見るや、ルーズボールを即座にDF裏に蹴り出す香川。タイマンで競り勝ってシュートに持ち込む大迫。こぼれてくると信じて自ら追いかけ、こぼれ球をシュートした香川。

この場面、あまりにコロンビアは不用意だった。慎重に入りたいはずの開幕戦、普通はキックオフ直後にここまでラインを上げてはこない。全員が日本サイドに入ってきてたからね。下記リンク先の配信で戦術カメラで観ると異様ですらある。

ライブ・見逃し|2018 FIFA ワールドカップ|NHKスポーツオンライン

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日本のプレーとしてはシンプルなものだったけれど、隙を見逃さずに序盤からアクセル全開でゴールを目指す姿勢が、油断していたコロンビアの焦りを呼んた。それがハンドによる赤紙退場、からのPKによる先制ゴールを引き寄せたんだ。

そしてVAR導入でPKが増えた今回、メッシですら大舞台でのPKを失敗する中で、きっちり決めてみせた香川の落ち着き。少々コースが甘かったが、GKが動いてからなので何の問題も無かった。流石である。

さて、ここまでで明らかに幸運の産物で日本にプレゼントされた物事がどれだけあっただろうか。例えばハメスが万全でキックオフからピッチに立っていたとしたら、この3分間の展開にどれだけの変化があっただろうか。

数的優位による混乱、からの圧倒

早すぎた数的優位。コロンビアはもちろんポジションの修正に追われたけれど、日本も逆に戸惑ってしまっているかのように見えた。前半の日本は、数的有利を守備でしか活かせていなかった。

このまま前半逃げ切ってくれと祈っていたんだけども、コロンビアが強引なFK奪取から直接ゴール。ジャンプの足元を抜かれたのは技アリだったねぇ…と思ったら、君ら何をしてるんだね…。もったいない失点してからに。

【ロシアW杯】日本代表の失点シーンの真相が明らかに 昌子「飛ばんでいいって言っていたら、みんなハイジャンプをやった」 : ドメサカブログ

しかし、コロンビアもボランチ退場後の守備修正の一環とはいえ、キジェさんがザ・テレビジョン別冊でファルカオよりもハメスよりも要注意としていた攻撃のキーマン、クアドラードを前半で交代させていた。

更に、まだスタミナに余力があった前半には攻勢に出てきていたコロンビアだったが、数的不利の状況下で後半途中でほとんど前に出てこられなくなっていた。攻撃の起爆剤の期待を込めたハメス投入も、不調な状態では逆効果にしかならなかった。

日本はといえば、ハーフタイムできちんと修正してきて、数的有利を攻撃面でも活かせるようになっていた。動けなくなったコロンビアを尻目にピッチで躍動、何度も崩してゴールに迫ったが、結局流れの中からのゴールは生まれず。

決勝ゴールは、直前に交代で入った本田△の蹴るコーナーキックを、大迫がヘッドで流し込んだもの。練習でも何度も合わせてきたと思しき、完璧なゴールだった。


Colombia v Japan - 2018 FIFA World Cup Russia™ - Match 16

東京ドームPV

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滅多に入れないグラウンドを開放して行われたパブリックビューイング。どんだけ大きなモニターを持ち込んだのかと思えば…まぁ近くに行けば小さいというわけでもないのだが、空間に対しては明らかに足りてない。まさかこんなんだったとは。

追加モニター前はすぐに人だかりができてしまったので、ドーム備え付けのオーロラビジョンのほぼ正面を確保。常に見上げていることにはなったけど、音声的には放送も歓声もサラウンドで聴こえてきて、良かったんじゃないかな。

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キックオフ30分前からゲストトークが始まったのはいいけど、本番に向けて盛り上げるわけでもない雑談ばかり。これから試合をするスタメン紹介すら無かったのには呆れた。いやスマホで観て知ってたけどもさ。

そういえば、小柳ルミ子氏のサッカー話を初めて聴いたんだけども、中身の無さに驚いた。年間2000試合だっけ? そんだけ観てれば多少なりとも話せることも出てきそうなものだけど、サッカー知らないアイドルみたいな言葉しか出てこないの。

何より驚いたのは、コロンビアの選手について話を振られて、明らかに知識もなく話をはぐらかしたのね。日本代表を応援しにやってきて、対戦相手のキーマンの話もできない"観戦通"って何なのだろうね。まあ、なんでも、いいですけれど。9393

試合後

そんなこんなでw、日本の勝利を見届けて。当たり前なんだけどドームも大歓声。そんな中で歓喜の雄叫びを上げながら、なんかもうボロボロ涙出てきてね。ひとしきり喜んだあとは、人工芝にへたりこんで天井見上げながらまだ泣いてた。

なかなか結果の出ない調整試合。4年の準備期間を反故にする、説明不足で不可解な監督解任。わずか2ヶ月の準備期間。この日の東京ドームのPVだって、正直スカスカ。4年前の三分の一しか集まらなかったらしい。この世間の期待感の薄さよ。

これで爪痕も残せずにあっさり負けていたら、日本のサッカーはどうなっていたか。試合に勝った事はもちろん嬉しかったのだけど、まだ先の試合に大きな期待を持って臨めることが、もう嬉しくて嬉しくてねぇ…。・゚・(ノ∀`)・゚・。

次はセネガル

コロンビアに勝てたことの大きな要因に、試合の大部分が数的優位の状況だったことは間違いない。つまり、11対11の状況での死線をまだくぐっていない。散々嬉し泣きしておいて何だがw、ここからが本番だ。

2002年以来の4大会ぶり2回目の出場なれど、強力なタレントが揃う。絶対的エースのマネに、いかに仕事をさせないかが鍵になるか。マネにボールが渡ったら抑えるのは難しいかもしれない。その前のパスの供給源を断ってしまいたい。

当日はスターライズタワーの(多分)スタジオアースで。東京タワーを通して応援電波をロシアに飛ばしましょうぞ。コロンビア戦の結果を受けて、チケット完売。人数は東京ドームに及ぶべくもないけど、盛り上がってきたいと思います。(`・ω・´)

東京タワーの麓にある東京タワースタジオをリニューアル|STAR RISE TOWER(スターライズタワー)