浦和さんは、火曜日のACLから控えの選手を一枚変えただけで、日曜の平塚に乗り込んできた。その先の水曜と日曜にはルヴァン杯鹿島戦を控えているだけに、難しい判断だったろうなとは思うけども。がっつり休ませてくれてもよかったのにw。
スタメン
【J1リーグ第25節 浦和レッズ戦スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2019年9月1日
GK:秋元陽太
DF:山根視来 坂圭祐 大野和成
MF:岡本拓也 齊藤未月 金子大毅 杉岡大暉
FW:松田天馬 山﨑凌吾 野田隆之介
サブ:富居 フレイレ 菊地 鈴木 古林 梅崎 指宿#bellmare
大野が戻ってきて、右ワイドに岡本。あとは…最近のテンプレ。キクシュンもウメさんもスタメンで使えないってことはないんだろうけど、あえて『今のカタチ』を崩さないのか、崩せないのか、崩す必要もないのか。
やーまんが契約で出場不可ということもあってか、順番はともかく選手交代も仙台戦と変わらず。うーむ、交代策までもテンプレになっていなければいいんだが。
試合
とにかく先に失点してくれるな、最低でも前半はガマンを…なんて心で言い終わらないかくらいの前半3分、あっさりと先制ゴールを献上してしまう湘南。おいおい。
キックオフ直後にゴール前まで攻め込んでからのカウンター。左から大きくサイドチェンジされたボールに追いつく武藤を、誰も見ていない。フィニッシュの興梠にも前に出られて何もできず。何をしてんのよ。
【公式】ゴール動画:興梠 慎三(浦和)3分 湘南ベルマーレvs浦和レッズ 明治安田生命J1リーグ 第25節 2019/9/1
先に失点しないようにーなんて、コッチで言わなくても話に出てるんだろうにさ。誰かひとりウルトラ全速力で戻って、ゴールとの間に身体をねじこまなきゃいけないとこじゃなかったかい、ここはさ。
いきなり軽い守備からの失点を見せられてゲンナリしたものの、ピッチの上では先制点を奪った方の浦和が元気がない。疲れを気にしてか、積極的に前には出てこないで、湘南に持たせているようにも見える。
湘南も失点してからようやくエンジンがかかって、あの手この手で浦和ゴールに迫る。シュート本数こそ増えないが攻撃自体は悪くなく、相手を押し込んでいた。DAZN集計の平均ポジションでは、3バックより前は全員相手陣内になっていたほど。
後半も選手交代こそあれど、湘南がボールを保持、浦和は引いてカウンター狙いの構図は変わらず。というか明らかに意図的に前に出てこない。足が止まっている。
散発的な反撃こそあれど、後半は湘南ペースと言っていい流れ。ならばと湘南も何度と無くゴールに迫るも、あわやの場面は訪れない。無情にも時計の針は進み、あんな失点だけで何も収穫なく試合が終わろうとしていた後半終了間際。
左奥からのスローインをリョーゴがPA内でDFを背負いながらキープ。走り抜けるウメさんがボールを受け、更にゴール前へ突き進む。そこをやや斜め後ろから倒されてPKゲット。クッソ五月蝿い槙野の声を無視して、ウメさんきっちり決めて、同点。
【公式】ゴール動画:梅崎 司(湘南)90分 湘南ベルマーレvs浦和レッズ 明治安田生命J1リーグ 第25節 2019/9/1
最後に浦和のシュートを秋元がセーフティーにゴールラインに弾き、相手CKをクリアしてカウンター…って所で試合終了。まだボールはつながっていただけに、最後の攻撃が途切れるまでやらせてほしかった!
総評:☆☆☆☆☆
試合内容で☆+6、最後に追いつくしぶとさ健在で☆+1、でも序盤にあっさり失点してくれちゃったので☆-2だコンチクショウ。そういうとこなんやって。自分達でも理解しているハズなのに、どうして繰り返しちゃうのかなぁ。
それでも引いた相手に足を止めずに最後まで攻め続けて、痛み分けとはいえ一歩でも前進できたのは大きいよ。大混戦の終盤は、足を止めないことが一番大事。闘い抜いて掴み取った勝ち点1、ホントに貴重です。
終始湘南ペースだっただけに、収穫ゼロだったらダメージが大きすぎたところだったけどね。勝負強さを発揮できているうちに、混戦を抜け出したい。
次の試合は
代表戦ウイークを挟んで、一週間半後の14日土曜日にアウェイ大分戦ですよ。その大分、ホームで決勝ゴールの藤本を8月頭に神戸に引き抜かれてしまった。それ以前からではあるが、直近6試合で4分2敗と勝利に見放されている。
連敗で足を止めていないのは流石であるが、鳥栖や松本山雅相手にもドローで下位に取りこぼしているのも事実。湘南もあの時よりは、守備はともかく少なくとも攻撃の状況は上がっている。相手の調子が上がらないうちに、勝ちきってしまいたい。
そのためにも、まずは先制点。もしくは先に失点しないこと。自分達で状況を悪くしないこと。勝ち点5差のニンジンを食らって、大混戦を抜け出そう。最低でも、降格圏との勝ち点差4はキープしていきたいものだ。