2点先制されてからひっくり返し、2点先制されても追いつき、という派手な試合が続いて誤魔化されてきた部分が一気に表面化してしまった。踏ん張るべきところで踏ん張れないというのは、いくら得点力が少々上がったとしても自分の首を絞めるんだ。
スタメン
【J1リーグ第13節ヴィッセル神戸戦スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2019年5月26日
GK:秋元陽太
DF:山根視来 フレイレ 坂圭祐
MF:松田天馬 菊地俊介 中川寛斗 杉岡大暉
FW:武富孝介 山﨑凌吾 野田隆之介
サブ:富居 小野田 秋野 柴田 山口 若月 指宿 #bellmare pic.twitter.com/Xip7BcTDtn
のだりゅースタメンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! リョーゴ武富との揃い踏みはワクワクするねぇ!! …とホクホクしていたが、ウメさんいないじゃんか。
この日は右ワイドの中川の奮戦が目についた。それはもちろん良いことなのだけど、岡本や冬一にスタメンを明け渡してしまっていたコバショーはどこ行ったの。ルヴァン杯で前半で交代したのは、この日のためじゃなかったの??
ここにきて野戦病院状態になってきたけれど、U-20ワールドカップが終わるまでは、現有戦力で踏ん張るしか無いのだ。未月…冬一…こっちは気にせず頑張れよ(涙)。
試合
それでも前半は狙い通りの展開に持ち込めていたと思うんだ。湘南も神戸も集中して守れていたのでシュート本数自体は増えていかなかったけれど、惜しいチャンスは作れていた。坂やフレイレの好守備もあってスコアレスで折り返せたし。
ところが後半、思わぬ方向に試合が転がっていく。一気に攻撃のギヤを上げてきた神戸の猛攻を受け、早い時間帯で、アッサリ先制を許してしまう。そしてそこから、あれよあれよと守備が瓦解してしまったんだ。
DF裏のスペースに放り込まれ、マークについていたのだりゅーが無抵抗にクロスを上げられてしまい、最後はウェリントンがマークを剥がしてゴールに流し込んだ。前から後ろまで走っていたのだりゅーに、最後の一寄せを求めるのは酷だったろうか。
2失点目は空いたスペースをつながれて、ゴール正面でウェリが意表をついてヒールで落としたところに真横にダッシュしてきた三田がダイレクトシュート。ここも人数がいなかったわけでもないのに自由自在にスクイーズされてしまっている。
3失点目はビジャ・オンステージ。右サイドにポーンと蹴り出されたボールに追いついたビジャ、PA内に侵入するとボールが通る分だけわずかにフレイレをかわして、瞬時にシュート。そのコースを通され、ボールはゴール左サイドネットに突き刺さった。
4失点目は、右サイドのこぼれ球にポドルスキが追いついて、ウェリにふわりとしたピンポイントクロス。マークについていた杉岡氏、引き剥がされて競りに行けず、ウェリは難なくドフリーでヘッドを叩き込んだ。
湘南も黙ってサンドバックになっていたわけじゃなく、ポストに何回か嫌われた場面もあったし、最後に指宿が意地で1点もぎとってきたのは次節につながるとは思うが、時すでに遅しでしたなぁ…。
総評:☆☆☆
今年初の惨敗、☆も少々辛目に。もちろん相手を褒めるべきゴールもあった。ただソレにしたって後半だけで4失点ではフォローできぬ。今まで出来てなかったわけじゃないんだから、要因を突き詰めてもらいたいな。
芝で滑りまくってて監督が嘆いていたけど、相手も同じ芝でやってるんだよな。選手のスパイクセレクトだけじゃなくて、チーム側のリサーチは十分だったんだろうか。
今年の神戸での試合ではビジターの選手が芝に足を取られやすい…みたいな情報は無かったのだろうか。そうでないなら、何故ウチだけがズルズルと滑りまくってたのかっていう問題が出てくるわけだけども。
次の試合は
またもや(ゲンナリ)フライデーナイトJリーグってことで、平塚でマリノスを迎え討つ神奈川ダービーですよっと。共にルヴァン敗退なれど、前節は磐田相手に4-0完勝して5位浮上、絶好調の勢いで乗り込んでくる。
こっちは勢いに乗って加速するハズが、空足踏んで大転倒。ここでマリノスさんに踏み台になってもらえたら、再び加速できるってもんなんだが…リョーゴと山根がイエロー累積で出場停止という大問題が。
どちらも代わりなどいない、今の湘南の大黒柱。代わりにポジションに入る選手はいても、いる時と同じにはならない。そこをどう微調整していくかがカギになる。ワントップはのだりゅー、DFラインは坂フレイレ杉岡氏かな。
個人的には寝間着にしかならないベースボールシャツはどーでもいいんだけどもw、それでもお客さんは集まってくれるだろう。多くのお客さんの前で、まずは再び前を向ける内容を。ここでまたボロボロと失点してたらお話にならないぞ。