初の声出し解禁試合参戦…とはいえ、チケット購入時に最前列が買えてしまったので、お高いホーム側指定席での観戦となっていたわけですが。
内容的にほぼ完勝、自軍の華麗なゴールが目の前で観られた。それでもマナーとして喜びを表現することを必死に抑え込んで(結構漏れてたかもしれんw)、心では狂喜乱舞しつつ大人しく座ってた。いやー…ツラかったねぇ…w。
試合前
フードパークで『YASSカレー』さんの「角煮カレー」を買い込み、どこで食べようかなとウロウロしてたのね。そしたらフードパークに仮設されたステージで、歌声に圧倒されて、カレーを持ったまま立ち尽くしてしまった。
【10/4追記】10/8(土)湘南戦『TOKYO MUSIC FESTIVAL』開催!|FC東京オフィシャルホームページ
フードパークのステージで二番手で出てきた女の子が、何やらすげーボイスパワー。16歳マジか。#fctokyo #bellmare pic.twitter.com/liND4YfsgG
— レヴィ (@revys48) 2022年10月8日
岩口和暖(いわぐちかのん)さん、という名らしい。検索かけたら歌ってる動画が出てくる出てくる。興味を持ったら是非観てみてほしい。ここでは詳しい紹介は省いて、1つだけ動画を貼ってオシマイとさせていただこう。今後に期待。
『中学3年間歌える事をひた隠しにしていた卒業生徒が初めて生徒の前で歌った アイノカタチ で号泣 卒業生絶叫 ザワザワから沈黙 そして大歓声へ 岩口和暖』
スタジアムに入って、自分の座席から観た風景はこんな感じ。湘南のベンチの真裏。専用じゃないだけあって、平塚と景色が似てるw。最前列は足を伸ばしても更に余裕な広さで、居心地は良かったな。
ホーム側指定席でもちろんアウェイチームのユニやグッズは禁止なので、クラブとは無関係だけど湘南カラーの黄緑のマスクを着用。スタッフや周りの東京サポさんにツッコまれたら交換しようと思ってたけど、スルーしてもらえた。感謝感謝。
スタメン
明治安田生命J1リーグ第32節
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2022年10月8日
🆚 #FC東京 ⏰15:00KO
スタメン発表🔥
GK #谷晃生
DF #舘幸希 #山本脩斗 #杉岡大暉
MF #石原広教 #池田昌生 #茨田陽生 #平岡大陽 #中野嘉大
FW #ウェリントン #タリク
SUB 立川 福島 山田 米本 阿部 瀬川 町野#bellmare #ベルマーレ pic.twitter.com/ZjSMC4VD4C
岡本がいない。足がつり気味だから連戦で休養ということだろうか。代わりに福島が入るでもなく、そこには舘。入れ替わりで休養してたんだろうか。この日の前線は、平岡池田タリクウェリ。タリクとウェリのツートップは浪漫たっぷり。
GKサブに小太郎。最近すっかり茨田がスタメンなアンカー、ポジションを奪われた本職の米本は何を思うか。そしてやっぱりワイドの控えがいない。体力的には問題なくても、負傷した時のことも考えるとやっぱり一枚入れておきたくなるなぁ…。
試合
キックオフから攻勢に出る湘南。効果的な縦のクサビのパスが通り、ゴールに迫っていく。守っては最前線からプレスで追いまくり、ハーフライン付近では極端に狭いブロックで東京の攻撃を寸断して打ち消していく。
事前の研究とその落とし込みの成果なのだろうか、何度か漏れ伝わってきていた『ブレイクポジション』とやらの成果もあるのだろか。相手を勢いづかせない展開が続く。東京の選手がやりにくそうにしているのが伝わってくる。
前半だけでもDAZN集計でシュート本数11(6):2(1)と圧倒するも、無得点。9試合先制点を獲れていない状況ではあったが、この日は「イケるぞ!」としか思わなかった。それほどに、前半途中からは完全に湘南ペースだった。
怖いのは後半修正してきた相手に対応が遅れることと、個人技で無双されることと、こちらのミスからの失点。実際に後半立ち上がりから東京が攻勢を強めてきた。いきなりのFK/CKからのヘッドが決まっていたら、試合はわからなかった。
東京の勢いを断ち切ったのは58分の池田平岡→町野瀬川の交代と、飲水タイムと相手の交代を挟んだ後の76分のタリク→阿部の投入だった。並び立ったウェリ+町野瀬川阿部が、湘南のエンジンに再び火をつけた。
試合が動いたのは、78分。右サイドの相手のスローインをカット、右サイドに張っていたウェリにクサビが入ると、そこから中央に展開。茨田から阿部にボールが渡ると、PA外から重力を無視したようなスーパーミドルを突き刺してみせた!
これだけでは終わらなかった。直後の82分、やはり右サイドからの相手のスローインをカット。こぼれ球を改宗した町野が、単独で右サイドを突貫。サイドと正面からの寄せを変移抜刀霞斬り(違)で突破。GKとのタイマンも制して追加点!
何が嬉しいって、抜けていったの俺の目の前だったんよ!ヽ(=´▽`=)ノ
その後も付け入る隙を見せることなく、最後まで相手を封じ込んでみせた湘南。試合が終了前から流れる『ベルマーレビッグウェーブ』。久しぶりのチャントで、完勝の喜びを分かち合うことができた。
総評:☆☆☆☆☆☆☆☆☆
相手を封じ込めながら一発のゴラッソで試合を決められるなんて展開は、一昔前はこちらがやられてばかりだったものだが、この日は不安な場面はほとんど無かった。
スタッフの事前の準備と落とし込みの確度。スタメンの人選と、それに応えた選手の頑張り。前線にテコ入れした交代策。チームを救ってみせた阿部と町野の個のチカラ。全てが噛み合って、この最終盤に今季一番の内容を示せた。
相手が残留争い同士でなく、目標が無くなった中位相手でもなく、ACL圏を目指して勝利が必要だったFC東京相手というのも大きい。自分達のポテンシャルを示せたのは確実に成長だし、残り試合は少ないが自信となるハズだ。
他会場の下克上祭りに乗り遅れていたら、勝ち点1でも大きなダメージが残ったハズだ。4試合で勝ち点6なら、3連続ドローも浮かばれるというものだ。足を止めないということは本当に大事だなぁと改めて痛感するね。
そして町野。2桁得点おめでとう。E-1以降はスタメン落ちが多くて本人も気にしていたと思うけど、今回のゴールは体力に余裕があったればこそ、とも言える。町野に負担と重圧の大きい今の状況では、後半から入るほうが良い…のか、な?
継承され進化した湘南スタイル。盤石の試合運びでFC東京撃破【J1試合分析】 | Football Tribe Japan
次の試合は
すぐやってくる水曜日に、神戸さんとのアウェイ戦ですよ。その神戸さん、長いこと歯車が空回りっぱなしだったが、ようやくエンジン全開。直近5試合で勝ち点13を一気に積み上げ、残留争いからは一歩抜け出してしまった。
湘南も後1勝できれば(多分)卒業できるところまで来たけど、神戸も更に積み上げて卒業を(多分)確定させたいところ。神戸はドローでも(多分)無事卒業だろうが、モチベーションの微妙な差が、どれだけ影響するのか、しないのか。
FC東京戦の勝利は確かに甘美なモノではあったが、そこに浸りすぎてしまったら足が止まってしまうだろう。ラスト3戦、チームの底力が問われるぞ。