湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・第15節_vs川崎(A)】『疾風迅雷677セカンド』◎4-0

4対0ですってよ。泣く子も黙る"蛮族"川崎の根城へ乗り込んでのアウェイ戦で。いかに良い流れを作れたタイミングだったとはいえ、ここまでの結果になるなんて。

試合前に湘南サポ以外に聞いたら、願望を抜きにすれば9割以上は川崎の勝利と予想するに違いない。1位と17位の試合なのだからそれも当然なのであるが、湘南の選手達は『今のフロンターレ絶対王者ではない』と話していたらしい。

確かに、湘南戦までの敗戦が2試合とも4失点していて、何か例年とは違ってきているのかなとは思ってはいた。でも、それでも勝ち点をしっかり積み重ねてきていたし、実際に試合に入ったらいつもの怖い川崎なのだろう…と思っていたのだが。

スタメン

前節で頭を打って交代した田中が再び欠場で、そこに米本が入る。ながきくんはどこで何をしているんだろうか。前線では茨田やーまん瀬川が、サブだった池田タリク大橋とそっくり入れ替わった。好調町野はそのままスタメン。

この日の試合で山本が右太腿を痛めて負傷交代。大野も負傷交代してから戻ってきておらず、またCBの枚数が心もとなくなってきた。高橋諒も戻ってきたし、いざとなれば広教も戻せるとはいえ、正直ソレは最後の手段にしてもらいたい…w。

677秒の衝撃

【1点目/50分】

右CKをゲット。おスギのキックからカウントスタート。ゴール前では5人の湘南ユニがニアに走り込んで、川崎ユニ7人をひきつける。ぽかりと空いたエリアで町野とDFのタイマン勝負。頭ひとつ競り勝って、ヘッド弾をゴール左隅に叩き込んだ!

【2点目/54分】

タリクがライン際でタメを作り、追い越していく広教にボールを託す。この時点でDFが左サイドに釣られていてゴール前は2対2,なれど何故かドフリー。広教のクロスをニアの池田が頭であわせると、ここしかないというゴール左上に吸い込まれた!

【3点目/60分】

川崎の攻撃をゴール手前で摘み取って、一気のカウンター。大橋が中央をドリブル、右におスギ、左に町野、少し遅れてタリク。前にDFは1人きり。追いかける3人の川崎ユニは間に合わない。最後は左にボールを出し、町野がダイレクトにゴール右隅へ!

【4点目/61分】

試合再開直後、まだボールがハーフウェイラインを越えないところでボール奪取、中央でパスを受けた大橋、猛然と追い越していくタリク。DFを引きつけた大橋からのパスを受けたタリク、GKとのタイマンを制し、ゴールへ流し込んだ!

以上、1点目のCKのおスギのCKが蹴られた瞬間から、タリクのシュートがゴール奥のネットを揺らすまで、11分17秒の出来事でした、とさ。

総評:☆☆☆☆☆☆☆☆☆

川崎の調子がおかしかったのは確かだ。いつものトルクフルなサッカーは影を潜め、ほとんど連動しないまま何となくフワっと攻めて、何となくフワッと守って。何度かピンチもあったけれど、最後まで怖さは感じなかった。

前節キャプテン谷口が赤紙退場で出場停止、他にも主力級が何人か不在ではあったものの、誰が入っても一線級のチームを維持してきたからこその王者川崎だったはず。疲労蓄積でそれすらできなかったのか、湘南がそれをさせなかったのか、その両方か。

湘南の最近の好調には、どうも湘南の選手のポジショニングが関係しているらしい。時折町野のコメントで『ブレイクポジション』なんて目新しい単語が出てきていて、気にはなっていたんだけど。「相手に嫌がられるポジション」のことらしいのだが。

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ガツガツと何でもプレスに食いつくのではなく、高くブロックを敷き、パスコースを限定した上で人数をかけてボールを刈り取る形は、前節神戸戦でも威力を発揮していた。新しい知見の整理と活用が出来るようになってきた、ということなのだろうか。

それでもミスも目立ったし、湘南が何もかも良かったというわけじゃなかった。「いつも通り」が全くできなかった川崎と、首位相手のアウェイ戦であってもリスペクトしすぎないで「いつも通り」が出来た湘南、という言い方はできるかもしれない。

それにしたって出来すぎだったな。町野は2戦連続2ゴール、池田はようやくのリーグ戦での初ゴール、タリクさんもようやくの今季初ゴール。川崎が4点差以上で負けるのは12年ぶり、ホームの試合でとなると22年ぶりなんだそうな。それにしても…。

あー現地いいなぁ!その場にいたかった!ヽ(`Д´)ノ

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次の試合は

ついに始まる対セレッソ大阪3連戦。第一弾はリーグ戦、日曜にアウェイ戦ですよ。※5/28(土)訂正:ホームじゃん危なかった、何を勘違いしていたのかw。

なんと『川崎からリーグ戦で4点とったぜダービー』でもあるらしいw。6勝5分4敗で5位、直近5試合でも3勝1分1敗と、好調であることには疑いは無い。

湘南はもう、神戸戦川崎戦と示してきた内容がまぐれ当たりではないことを、セレッソ戦でも示さなければいけない。CBの控えが足らないのと、ワイドの替えがいないことが気がかりだが、どうやりくりしていくかも注目だ。

前節の記事で『劇的に流れを好転させるには、神奈川ダービーで首位を喰って公式戦3連勝…ってくらいのイベントが欲しい。』なんて書いて、その通りになってくれた。順位は変わらずだが、上のチームの背中に手が届くところまで来た。

このままの勢いで一気に…なんて皮算用は怪我のもと。一戦一戦、目の前の試合で全力を尽くして、勝ち点がついてきたらめっけものってくらいで行きたいものだ。