スタメンのメンバーを観ただけで感じた、「あ、今日はここ数試合とは違うぞ」という気配。ようやく負傷者以外が戻ってきたチームは、試合をほぼ支配するほどの圧倒的な内容を示してくれた。
内容をそのまま反映するなら4-0くらいだっただろうか。しかし流れの中からのゴールは1点だけだった。クロスカウンターから失点もした。それでも、選手もサポも待ち望んでいたチームの姿がそこにはあった。
スタメン
JリーグYBCルヴァンカップグループステージ4節
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2022年4月13日
🆚 #FC東京 ⏰19:00KO
スタメン発表🔥
GK #富居大樹
DF #山本脩斗 #舘幸希 #杉岡大暉
MF #石原広教 #池田昌生 #田中聡 #タリク #高橋諒
FW #町野修斗 #ウェリントン
SUB 谷 大岩 山田 米本 瀬川 大橋 鈴木章#bellmare #ベルマーレ pic.twitter.com/qYr6X3XN7E
ウェリ町野タリクという最前線。このままリーグ戦でも行けそうなメンバーだけど、舘のCBセンターを試すなど、今でなきゃできない実験的なことも試していたり。この一戦を取りに行くというだけじゃない、ある意味野心的なメンバー。
どうやら畑と岡本と、他に別メニュー調整の選手が1人という話らしいが、おそらくそれがながきくん、かな? この面子に、更に強めの上積みがあるという至福。
逆にここまで選手が揃っても試合内容が改善されなかったらどうしよう…なんてことも頭によぎったのも白状しておこうw。もっとも杞憂だったのだが!
総評:☆☆☆☆☆☆☆
無失点で終わっていたら。流れの中からもう1点でも奪えていたら。それぞれで☆が増えて☆9まではあった。相手が若手中心ということを差し引いても、ここまでの内容と結果を残せたのは、チームのポテンシャルあってこそだと思うのだ。
確かに流れの中から2点目のゴールは生まれなかったが、あのPKも押し込み続けたからこそだと思うしね。イヤな形で失点したけれど、このままで終わるわけがないって思えたもの。勝てなかったらダメージ大きかったけど。
それにしても池田。何かが足らないと判断されているのかリーグ戦への出場機会に恵まれていないけれど、ル杯3試合連続ゴールはフロックではできない。あの得点感覚は活かすべきだし、序列が上がらなければウソだろう。
個人的には、吹っ切れたようにワイドで躍動する広教が観られてホッとしている。やっぱり今の広教の最適解は、中盤のワイドなんだよ。もちろん岡本や畑が戻ってきたら競争激化なんだけどもさ、DF起用は非常時だけでいい。
何はともあれ、アウェイの借りをホームで叩き返し、これにてル杯グループステージ3勝1敗で首位堅持。次節で突破確定も見えてきた。文字通りの光明である!
次の試合は
日曜にアウェイでガンバさんですってよ。ここまでリーグ戦は2勝4分2敗と、良いスタートを決めたとは言い難い(湘南に言われたかなかろうがw)。ここまでの失点が湘南よりも多いというのもウィークポイントか(得点は3倍だけどもw)。
湘南は、ここで勝つと負けるでは雲泥の差。何がなんでも勝たなければいけない。流石にこの試合だけは、内容なんて二の次。とはいえ、内容はヒドいけど何故だか勝ててしまった、なんて器用な真似はできないだろうな。
本当に地力の無いチームだったら、それほど強度の無い相手でも、なんとなく相手に合わせてそれなりの内容に落ちたりしてしまうもの。この日みたいな我の強い内容を示せるならば、ここからの巻き返しだってけして不可能ではない、ハズだ。
そのためにも、最初の一歩を力強く踏み出したい。この日の勝利と引き換えに、その先の試合を2つほど落としてもいいくらいの価値はある試合だ。頼むぜ!!