伊勢原駅前でブラジルっぽい（？）小さな花束を買って、バスで平塚へ。献花して、手を合わせて、フラッグに寄せ書きしても、やっぱり何かしっくり来ないというか、どこか上の空で。やっぱり信じられてないんだよな、もうオリベイラがいないなんてさ。
一介のサポがそうなんだから、毎日切磋琢磨してきた選手達なんてもっとそうなんだろう。訃報が飛び込んできたのが水曜日で、試合が土曜日なんだもの。そんなモン、普通の人間がきっちり切り替えられるわけがないんだ。
【馬入日記：11月26日】「想いを背負って」山口智監督 囲み取材 « 湘南ベルマーレ公式サイト
正直、未だに信じられないですし受け入れられない自分がいます。その衝撃というのは計り知れない、言葉では言い表すことができない出来事だったということは間違いないですし、日常を普通に送れるような状態ではありません。
その想いは僕を含めてチームの中にあるんですけど、でも時間は待ってくれないですし、彼の想いも背負ってやっていこうという話をして、みんな取り組んでくれていると思います。いろいろなことを考えると、信じられないという想いと、当たり前のことですけど、気持ちが落ちるところがあります。
（選手たちの様子は？）いつも通りやろうとはしてくれています。でも普通の状態ではないので、そういう部分でどう同じ方向を向かせるかというところは一番難しいところでもあります。ただ、選手たちがやろうとしてくれているのは間違いありません。
試合前の黙祷でもウェリが泣いちゃってたし、試合後のセレモニーでも監督が言葉を詰まらせるわ、やーまんが泣いちゃてるわ。そんな精神状態でも、そこそこ拮抗した展開に持っていけてただけでも、すんげー頑張ったと思うのよ。
スタメン
【J1リーグ第37節 徳島戦（H）スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2021年11月27日
GK: #谷晃生
DF: #舘幸希 #大岩一貴 #山本脩斗
MF: #岡本拓也 #茨田陽生 #田中聡 #平岡大陽 #畑大雅
FW: #タリク #ウェリントン
サブ:富居 石原広 大野 山田 古林 大橋 町野#bellmare pic.twitter.com/17ZafPK1ta
サブで高橋諒→コバショーの入れ替えはあれども、前節仙台戦とほとんど同じ。ただコレは、単に「調子の良い時にはチームはいじるな」ってことではないと思ってる。
動揺の色の濃いチームにあって、ここで組み合わせを変えるよりも、多少なりとも良いイメージが残ってるメンバーを継続させた方が良いと思ったのではないか。そしてソレは成功していたように思う。
総評：☆☆☆☆☆
本当は「試合になった」というだけでも☆ｘ１０なのだ。試合が始まるまでは、もっとヒドいこと…得失点差を食いつぶすような大敗だってあるかもと覚悟したからね。あの『キジェさんクライシス』の時の０－５だの０－６だの、みたいな。
ところが実際は最小失点での敗戦。ゴールシーンは自分の席からはドフリーで走り込む選手がよぉおおおおく見えた。昇格プレーオフでもやられたし、見事に練り込まれたサインプレーでしたわ。でも、それ以外は正直なんてことなかった。
負け惜しみでも何でも構わないけど、前節の仙台戦からの精神状態の流れで試合ができていたら、悪くてもドロー決着だっただろう。これはもう誰が悪かったとはではなく、めぐり合わせが最悪of最悪だったというだけだ。誰も責められん。
試合後のセレモニーで徳島ゴール裏であった出来事については、もう語る気もおきないのでここでは割愛。ただ、こんなもんクラブが許しても天が許さんからな。絶対天罰がくだるぜ。バカ個人なのかクラブなのかは知らんがな！
最後の試合は
ついにここまでもつれてきました。リーグ戦最終節はアウェイでガンバ大阪戦ですよ。ここまで来たらもう相手の調子がどうとか、谷が出場できないとか、そんなことは関係ない。ここで、こんな流れのまま終わっていいハズがない。
競っている相手が目の前のガンバ大阪ではないという難しさはあるが、少なくとも勝てば自力で残留を掴める位置にいるのは間違いないのだ。ならば余計なことは考えずに、まっすぐに勝ちに行って、勝とうじゃないか。
【馬入日記：11月28日】Nós te amamos muito オリベイラ選手とのお別れの会 « 湘南ベルマーレ公式サイト
オリ、今ここはすごく素晴らしい場所にしてもらっているよ。本当にここにいるみんなに愛されているよ。オリが言っていたように、僕たちは本当に正しいクラブに来たね。ここは本当にファミリーだよ。
ウェリの言葉で涙腺決壊ですよ。いろいろクラブを称える言葉はあれども、『正しいクラブ』ってのは初めて聞いた気がする。その短い単語にどれだけの意味をこめてブラジリアントリオは話していたんだろう。それを思うだけで…(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ。
ちょっと心配してしまっているかな。でも大丈夫だ、きっとチームは皆でこの苦境を乗り越えてくれるさ。ちょっと遠いけど、大阪でも空から見守っていてくれ、友よ。
