ちょっと長いことサッカーを観ていたら、退場で1人減った側のチームが数的不利を感じさせない内容を見せたり、あまつさえ勝利してしまったり…なんて試合に遭遇したりする。俺もそうだったけど、イヤな予感がした人も多かったのではないか。
結果的には、チーム状況的に無理をする順位でもなかったからか、広島さんが自陣に引きこもってしまった。試合の3/4が数的有利だったにも関わらず、湘南がどれだけ攻め立てても、広島の守備網を突破することはできなかった。
スタメン
【J1リーグ第35節 広島戦(H)スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2021年11月7日
GK: #谷晃生
DF: #石原広教 #大岩一貴 #山本脩斗
MF: #岡本拓也 #茨田陽生 #田中聡 #平岡大陽 #高橋諒
FW: #ウェリントン #町野修斗
サブ:富居 畑 舘 大野 山田 石原直 大橋#bellmare pic.twitter.com/IcAcB5z0vV
この日の最前線はウェリ&町野。タリクの姿がサブにもなく、代わりにお久しぶりの石原直樹がベンチ入り。後半ロスタイムに最後の交代枠でピッチに入った時には、救世主誕生を期待したが、不発に。無念。
それにしても、大野の不遇が気にかかる。おスギが来てからというもの、そのお杉が不在だった鳥栖戦だけかな、スタメンは。そして最近は山本氏がその座を奪い、サブには入っているものの出番も少ない。そんなに何かが足らんのだろうか。
総評:★★★★★
レッドカードが後半開始直後とか飲水タイム明けあたりだったら、まったく違う光景になっていただろう。あれだけ早い時間に出てしまうと、有利が不利にひっくり返ってしまう。広島さんがACL圏争いに参加していても、また違ったかもね。
シュート本数、実に24対2だそうな。それだけシュートと判別させるプレー(笑)をしておきながら、相手ゴールを本当の意味で脅かしたプレーは何回あっただろう。何といっても広島のゴールキックが22回という、ある意味異次元の数字だ。
2021明治安田生命J1リーグ 第35節 | 試合日程/結果 | サンフレッチェ広島
数的不利でも前に出ようとしていた広島を、攻撃の圧で封じ込めて、単発の反撃しか許さなかったのは評価できる。こうして割り切って守る相手には、どんなチームでも苦労するものだし、スコアレスドローも仕方がないとも思う。
ただやっぱり…ねぇ。何とかならんかったものかね。シュートがあまり上手くないことに定評のあるw湘南とはいえ、この日はガッカリな攻撃が多すぎましたわ…。
次の試合は
さぁ、残り3試合になりました。代表ウィークを挟んで一週間半後になるけど、ここから2試合は残留争い直接対決。まずはアウェイで仙台戦ですよ。鹿島相手に意地で勝利してみせたものの、湘南清水との勝ち点差は6。ホントの崖っぷちですな。
湘南は勝ち点1を積んで清水と勝ち点並んで得失点で上回る状況は変わらず。徳島が足踏みしたので勝ち点差が3に広がった。この混戦状況で『次節万が一負けても降格圏に落ちない』という事実は、観ている側としてはちょっぴりホッとする。
【公式】明治安田生命J1リーグ 順位表:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
ただ、チームにはそんなこと微塵も思ってほしくないぞ。何と言っても仙台の次は徳島戦なのだ。何が何でも勝ち点3を掴み取って、まずは仙台に引導を渡し、最低限徳島との勝ち点差を維持したままホーム最終戦を迎えようぜ。