試合開始直前までの段階で、清水と徳島が勝ち点を積めず、大分が1点ビハインドで前半を折り返していた。選手達はわからないが、札幌ドームに向かった湘南サポはもちろんその状況をわかっていたことだろう。
ここで何としても勝ち点を上積みするべく、湘南サポの祈りのハリセンが猛威を奮った。平塚でもあれだけ響いた破裂音は、屋内の札幌ドームで十二分に威力を発揮した。DAZNの中継でもよく聞こえていたし、札幌サポさんをも驚かせていたらしい。
スタメン
【J1リーグ第34節 札幌戦(A)スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2021年11月3日
GK: #谷晃生
DF: #石原広教 #大岩一貴 #山本脩斗
MF: #岡本拓也 #茨田陽生 #田中聡 #山田直輝 #畑大雅
FW: #大橋祐紀 #タリク
サブ:富居 舘 大野 平岡 高橋 町野 ウェリントン#bellmare pic.twitter.com/FzlEzz7NB2
広教は元気にスタメンに名を連ねた。この日のプレーっぷりを観る限りは引きずってはいないようで安心した。もっとも乗り越えていってもらわないとね、まだまだ伸び盛りなんだから。
前節の得点者の大橋とやーまんが揃ってスタメン。最前線のタリクと合わせて、まずはは機動力で相手の攻撃を封じる算段だった模様。しかしこれも相性の悪さ故か、前半は久しぶりに良さが出せなかった。
総評:☆☆☆☆☆☆
ミシャの策もあったのだろうが、ハーフタイムの監督のゲキで復活できてしまったのだから、単純にやるべきことが出来ていなかった、ということなのだろう。
後半に入って、58分のタリクやーまん→町野平岡の交替を堺に、試合の潮目が大きく変わっていった。後半ざざっと流れを持っていかれることは何度もあったがw、こういう形で修正から試合の主導権を握っていけたのは成長を感じるね。
そして同点ゴール。右サイドの粘りから侵入して、ゴール前でも焦ること無く周りをきちんと観ていた。嬉しいより先に「お見事!」と膝を打ったくらいの綺麗なゴール。平岡J初ゴールおめっとさんヽ(=´▽`=)ノ。
後半の持ち直し具合からいっても、逆転の可能性は十分にあったと思っていたが、残念ながら勝利はならず。苦手札幌相手のアウェイということを考えても、最良とは言わないまでも悪くない結果と言えるだろう。
何より、周りが足踏みをする中で、消極的に逃げてではなく力強く一歩を踏み出しての勝ち点1を積み上げられた。終盤戦、歩みを止めないことは最重要だ。
次の試合は
ホーム平塚で広島を迎撃ですよ。広島さん、どっちつかずの10位をたゆたう。戦績的にも直近5試合で2勝3敗、札幌名古屋に勝ったかと思えば仙台の意地に飲み込まれたり鹿島にボコられたりと、落ち着かない様子。まさか城福さんを切るとはなぁ。
ここ3試合で勝ち点5を積み上げて、勝ち点で清水に並んで15位に浮上した湘南。徳島とも勝ち点差が2。直接対決までの2試合で、どうにかして(?)徳島との勝ち点差を3以上つけてしまいたいところ。踏ん張りどころしかないぞ。