湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・第29節_vs福岡(H)】『大橋ファイヤーボール』△1-1

アディショナルタイムも秒単位でしか残っていないところで、右サイドから三幸が左足でゴール前にふわりとしたボールを入れた。ボールを奪いに一時的に攻撃陣もわずかに引いていて、ゴール前に張っていたのは大橋だけだった。

落下地点にタイマンで走り寄る大橋と相手DF。しかし目測を誤ったか大橋ともつれたか(曖昧表現)、大橋の前に入っていた相手DFはボールに触れなかった。ここしかないタイミングで飛び込んだ大橋は、ゴール右隅に火の玉ダイビングヘッド。

GKが反応するも、ボールを抱えたままゴールラインを割り(コバショーがこぼれ球に詰めていたので割っていなくてもゴールだったろうが)、それがラストプレーとなって試合終了。山口監督のホーム初陣は、なんとも劇的な幕切れとなった。

スタメン

右ワイドは岡本が久々スタメン、前線に平岡が更に久々抜擢、最前線にタリクとこちらも久々町野。ウェリがサブ落ちしたけど、交替出場できたし体調云々ではなさそう。平岡も良い経験を積めているね。この日も問題ないパフォーマンスを示せていた。

コバショーと岡本が両方使えないし、畑と高橋諒も両方使えないし(って高橋諒が姿が見えんな)、個人的にはやーまんはスタメンで固定してほしいし。スタメンが11人では足りないな!w

総評:☆☆☆☆☆☆

この日も前節に続いて試合の入りは良かった。そしてそれでも先に失点。PK判定に文句があるわけじゃないが、後ろで腕を組んで飛び込むしか無い今のルールそのものは何とかしてもらいたいなぁ。あまりに守備側に不利すぎませんかね??

これで後半修正してきた相手に攻め込まれたら前節の二の舞になるところだったが、先制したことで福岡に攻めっ気が無くなったか(それとも守り切る自信があったか)、この日は抑え込みに成功。後半は終始攻勢に出られた。

山口監督になって柔軟性の増した攻撃はこの日も発揮できていたが、それでも福岡の強固なブロックに阻まれて、なかなかゴールに迫れない。このままタイムアップか…というところで執念が実った、ラストプレーでの同点ゴール。

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前節の大分トリニータ戦と今節で、ベルマーレは自陣後方からのロングパスを多用。特に相手最終ラインの背後へのパスが多く、今節もタリクと町野修斗の2トップが、このスペースを虎視眈々と狙っていた。
浮嶋敏前監督が植え付けた、自陣後方からのショートパス主体の攻撃をやめたわけではないが、敵陣の深いところへいち早くボールを送り込むことを心がけるのが、山口新監督のカラー。このコンセプトが浸透したことで敵陣でのプレイ機会が増えたことが、新体制下での猛攻に繋がっている。

もちろん勝ちたかったところだけど、どんなに強いチームでも、全力で引きこもる相手からゴールを奪うのは難しいモノ。この終盤戦、どこも完成度が増してきている。そんな相手から勝ち点を奪い取ってみせたことは、キチンと評価してあげたい。

何よりこの劇的な展開で、勢いに乗れなかったらウソだ。この日の勝ち点1を、何としてもラストスパートにつなげなければいけない。

あぁそうだ、この日も好調そうだったが負傷交代してしまったタリク。そんなに酷くはないとは思うが、強度の高いプレーの再開には細心の注意を払ってもらいたいな。ラストスパートには彼が必要だ。

次の試合は

水曜日に天皇杯、敵地でガンバ戦ですよ。そのガンバさん、連戦で流石に疲弊したか、8月9月の12戦(!)で4勝1分7敗と不調。リーグ戦でも降格圏から脱出して遥か上空かと思ったら、直近5試合は1分4敗で、湘南と勝ち点3差という有様。

ガンバさんと同じく湘南も連戦になるので、選手選考が難しい。リーグ戦以外の公式戦は貴重だし、何よりチームとしても山口監督の初勝利が是が非でも欲しい。

しかし日曜はアウェイで首位川崎戦だけに、そこでのベストメンバーから逆算しての選抜にしなければならない。山口監督の判断と采配に注目だ。

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就任2戦で1分け1敗といまだ勝利なし。「今チームに一番必要なのはまず勝つこと。とにかく目の前の試合を勝ちたい」と力を込めた。