湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・第28節_vs大分(A)】『初陣アンチェンジング』×0-2

山口新体制になってからの初陣。この一週間半という短い期間で、どれだけのモノを準備してこられたのか、試される時がやってきた。

湘南山口智新監督「緊張は特にありません」11日初陣のアウェー大分戦 - J1 : 日刊スポーツ

監督に就任後、選手には球際の強度や切り替えの速さ、ポジショニングの重要性を説いてきた。「今までできたこと、やらなければいけないことを、もっとクオリティー、意識を上げる。特に頭の中の考えるスピード、準備は強調しています。選手は反応良くやってくれて変化は見られている」と手ごたえを口にする。

「思い出す」と「準備」。J1残留に向け、湘南の山口智新監督が強調したふたつの言葉 | サッカーダイジェストWeb

「いま、何ができるか、いま最大限やるための準備をしている。個人的な理想はあるが、今までを踏まえて徹底してやること。攻撃はみんな好きだが、守備もやらないといけない。それはみんな思っている」と現実的だ。

【馬入日記:9月5日】山口智監督 オンライン会見の模様をお届け « 湘南ベルマーレ公式サイト

湘南の良さというものをもっともっと広げる、作る、思い出させるということは要求されていますし、試合だけでなく日頃の練習、サッカーに対する取り組みという点からできるようにしたいと思っています。今できていないということではなくて、今以上のものを求めていきたいということでこの決断に至ったという説明を受けました。その中で僕が外からきているので、違うカラーを入れながら築いていってほしいという話は受けました。

大きく何かを変えるというよりは、ブラッシュアップに近いモノになるのだろうなとは思っていたが、実際短い期間でそこまで大きく「ここは変わった!」という目新しいモノは見せられなかった。まぁ変われば良いというモンでもない、のだが。

スタメン

守備を担当していたこともあってか、山口さんでも3CB+2ボラは不動。両ワイドはコバショー高橋諒。最前線に並び立つウェリとタリクに、キックオフから攻めていくぞという新監督からのメッセージを感じた。

サブにオリベイラとジュニも入ったことも、新しい空気を感じた。もしかして外国人選手4人が並び立つなんていう、湘南にとっては珍しい光景も見られるのかなぁなんてことも思ったが、流石にそこまでは無理だった模様。

総評:★★★★

物分りの良いサポーターのふりをするとw、最初の1失点だけの敗戦だったら、ギリギリ及第点…という気もしたんだよな。あまりに2失点目が"安すぎ"でガッカリ。最近無かったのに、そんなとこまで思い出さなくても良かったのにっていう。

相手のファーストシュートで先制点を奪われるまでは、相手に何もさせずにやりたい放題やれていた。あとはゴールだけ…先制点さえ奪えていれば、逆のスコアもありえるほどに圧倒的な前半だったし、新たな輪郭も見えた試合でもあった。

猪突猛進だけでなく、遅攻一辺倒でなく、前線のスペースを突く縦パスやロングボールも織り交ぜてきて、攻撃に関しては自由度と柔軟性が増した感。この日に関しては、特にタリクの動きが抜群だった。涼しくなって、本領発揮となるだろうか。

守備に関しても、失点の時以外は悪いモノでもなかったんだよ。何せ相手のシュートは公式記録で3本しか撃たせてないんだ。それで2失点してんだから、守備の人が監督になった初陣としてはお恥ずかしい限り。

監督がいくら代わっても、選手のプレーの質が変わらなければチームのベクトルは上向いてはいかない。監督は魔術師ではないのだ。それが初めて指揮するなら尚更だ。

次の試合は

週末土曜日に、平塚で福岡を迎撃ですよ。中位グループのトップの8位をひた走る福岡さん、直近5試合で4勝1敗、前節は今まで勝ったことが無かったらしいカシマスタジアムで3-0で圧勝して好調を維持して乗り込んでくる。

その時点での最下位相手に2回連続で負けてしまった湘南は、ホームで山口新監督の初勝利を目指すことになる。大分戦の前半の戦いを最低ラインに…90分通して続けられれば。それが簡単ではないことは、これまでの戦いが物語っているのだが。 

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仙台がガンバに勝ち、大分が湘南に勝ったことで、下位6クラブの差が縮まった。でもまだ1試合だけで逆転されないだけのマージンは残っている。ただ、結局は勝ち点を積んだ者が生き残ることには変わりはない。

残り10試合、例えば2勝3分5敗なら勝ち点35。でも徳島がそこまで積み上げるには4勝、もしくは3勝3分が必要になってくる。1つの勝利が残留争いの相手に与えるプレッシャーは計り知れないぞ。まずはホームから再加速しよう。