川崎戦のドローで、結構な手応えを掴んだであろう湘南。今年の、いやさ去年から積み重ねてきたモノが、ようやくしっかりとした踏ん張れるベースになってきたのは間違いないのだろう。…それで簡単に勝てるようになれるなら苦労はしないのだ。
スタメン
【J1リーグ第17節 徳島戦（A）スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2021年5月30日
GK: #谷晃生
DF: #舘幸希 #石原広教 #大野和成
MF: #岡本拓也 #名古新太郎 #田中聡 #平岡大陽 #畑大雅
FW: #ウェリントン #町野修斗
サブ:富居 大岩 山田 中村 高橋 石原直 池田 #bellmare pic.twitter.com/40W9E8xrvG
畑と平岡（リーグ戦初先発）がスタメン奪取。最前線はウェリと町野。３バックには舘広教＋大野で、田中はアンカーに入る。やーまん中村高橋諒はサブに回った。
やーまん中村高橋諒は疲れなのか、はたまたガンバ戦への温存か。日曜試合で水曜ガンバ戦とを思えば、休ませるのが本命ならサブからも外しても良かったんではないかな。きっちり使ってきたところを見ると、少々の疲労程度だったんだろうけども。
総評：★★★★★
立ち上がりから、少し距離感と言うかギアの噛み合わせと言うか、パスが上手いことつながらなくて、早く試合が落ち着かないかなぁ…なんて思っていた前半１３分。
相手のCKを跳ね返して、さぁここからラインをあげようってタイミングで簡単にボールを取り返された。前に出ようとした矢先でマークが外れたところで、攻め残っていた相手にあっさり先制点を奪われた。正直イヤな流れだったが。
その１０分後。谷からのロングキックをウェリがフリックして、スペースにボールが流れる。相手DFが追いかける後ろから、町野がいつものように全力に狩りに走る。すると足音にビビったか、そのDFスライディングキックに行った上に空振り。
ボールを難なく回収した町野が、落ち着いて同点ゴールを決めた場面。正直枠に飛ばせよと思ってた。あんだけドフリーなら流石に決めてくるか。スマンかったｗ。
早めに同点にできたことと、同点ゴール直後に飲水タイムが入ったこと。これで序盤の悪い流れを一度完全にリセットできたのは、湘南にとってはラッキーだった。ゴールが遅かったら、その間にずいぶんと疲弊しただろうから。
その後前半終わりまでにはペースを押し戻して、後半もその流れを継続してプレーできていたように見えた。押し込んでる時間もチャンスもそれなりにあっただけに、逆転できなかったのは痛恨だ。最後のカウンター、もうちょいプレー時間欲しかったなぁ…。
入りこそ悪かったけど、立ち戻るベースがシッカリしてきたからこそ、踏ん張って流れを押し戻せた。足場の確かさは、スタイルへの自信とイコールだ。何度でも立ち上がればいい。まだまだ闘いは続くのだ。
次の試合は
水曜日に、なんかいつの間にかシレッっと入っていた（？）ホームガンバ戦ですよ。コロナで大混乱の今年のガンバさん、５月を今季初の連勝で締めくくって、ようやく復調の気配。さらなる躍進を狙って平塚に乗り込んでくるだろう。
湘南も簡単に３連勝を許すわけにはいかない。試合数こそ違えど下位相手、ただでさえ自力があるチームだけに、再び眠らせておかないとグイグイ上がってくる。やはり鍵となるのは立ち上がり。最初からガツンと行かないと、勢いに押し負けるぞ。
