湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・第9節_vs広島(A)】『堂々突破デモンズゲート』◎1-0

広島さんは17連戦(!)の3試合目だったそうだ。湘南戦の先に水曜名古屋/日曜川崎と続く日程を見越して、8人入替えの大幅なターンオーバーを敢行してきた。

今期無敗とチームは好調、下位相手にここでレギュラー格を休ませたいという思惑は、理解できる。湘南の長所も短所も知り尽くす策士城福さんのこと、サブ中心でも湘南を抑え込んだ上で勝利を目指す作戦は準備万端だったハズ。

しかし、それをわずかに上回って勝ったのは湘南。引き寄せたのは、湘南の新たなる象徴の一人、18歳の新鋭田中聡のプロ入り初ゴールだった。

スタメン

中村負傷、三幸赤紙で中盤に入ったのは、やはりというか今日のキーマンとなった田中だった。名古→茨田、町野→石原直樹は連戦の疲労を考慮した結果か。広島と違い3連戦でひとまず一週間空く湘南、3枚替えだけで試合に臨む。

ところで、試合後のコメントで浮嶋さん、田中について『今日は本来のポジションでプレーしたので、非常に落ち着いて攻守で相手の攻撃の芽を摘んでました。』と話していた。つまり現状のCB左での起用は、コンバートじゃないという事。

すなわち監督を満足させるだけのDFがいないので、しかたなく田中を据えているのだということに他ならない。…他のDF達、もうちょい奮起せなアカンよ。

総評:☆☆☆☆☆☆☆☆

今期無敗の相手。アウェイ広島で全く勝てていなかった状況下。湘南をお得意様にしてきた城福監督。これだけの『鬼門』を堂々突破しての勝利。『今は田中の"流れ"な気がする』って前回書いたのが的中したw、田中のゴールによって。

互いの条件下でできるだけの準備をしてきた者同士で戦い、実際にこちらの攻撃がほぼ封殺された(シュート本数は湘南:広島=4:11)状況で、相手のわずかな守備の綻びを見逃さずに中央を崩しきって、ゴールにつなげてみせた。

失点後に広島が選手交代から大攻勢を仕掛けてきても、速さと強さを増した相手に慌てること無く対応して、怖い場面こそ何度かあったものの失点は許さなかった。3連続ドローで培った守備の粘り強さを、ここでも発揮できたのは大きな収穫だ。

首尾よく悪夢のシーズンをJ1残留で終えることができたなら。シーズンを振り返った時に「あの試合がターニングポイントになった」と語られる試合になった…かもしれない。そう思えるような年末を迎えたいものだ。

広島は本拠地で湘南に初黒星。平塚時代の勝利は実に23年前だそうだ。今でも思い起こす2015年の最終戦0-5敗戦。ようやくそれも過去の出来事になってくれた。これからは未来を切り拓く時間だ。

次の試合は

週末土曜日にホームで神戸を迎撃ですな。5勝3分1敗で3位なれど、日曜の試合は清水さんに結構長い時間抑え込まれて、まるで湘南みたいなカウンターwで失点したりしてた。湘南にとっては良いデータになったかもしれない。

湘南は広島戦の勝利で、ようやく日の当たる場所に出られた感。9試合で勝ち点9と、1試合勝ち点1ペースには戻せた。桜さん(5位)/毬(7位)/ズッ友(2位)/鬼門(6位)との4試合で勝ち点6を稼げたのは、十分な結果だろう。

3位の神戸さん相手にも臆することなくぶつかりたい。続けてこれた「守備の集中」からの「攻守の素早い切り替え」は継続して、後はわずかでも得点力の向上を期待したい。セットプレーの迫力をもっと出していけるといいんだけど。

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おまけ

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少なくともこの試合に関しては、谷に軍配が上がるだろう。谷が試合を通して高水準を維持してチームを勝利に導いたのに対し、失点の起因となったミスキック(だよな?)は、あの瞬間のチーム全体の"緩み"の象徴だろう。

こんな記事( https://www.footballchannel.jp/2021/04/08/post417847/ )で谷を、ひいては湘南とガンバを貶めてくれた記事の作者さんに、今の気持ちを聞いてみたいねぇ(ニッコリ。