「先制して」「追いつかれて、逆転して」「更に追いついて、逆転して」の勝利。この日までに無得点試合が12を数え、2点取った試合が5試合もあるのに1分4敗という意味不明な戦績を残していた、圧倒的な得点力不足の湘南が、である。
なんやかんやの1点差を、サンドバッグになって守りきったわけじゃない。逆転されても心を奮い立たせて、再び攻勢に出て自らの手で掴み取った、珠玉の勝利だ。
内容的にも去年かすかに見えていた浮嶋流湘南スタイルが、苦戦の果てにようやく形になってきた。積み重ねてきた努力が結実し、遠かった3点目を奪っての勝利。3勝しかしていない今年だが、あえて言おう。今季ベストゲームであると!
総評:☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今後の期待で1個プラスして、☆9。これで2失点してなければ☆10あげちゃうところだった。ああもう、書きたいことはいっぱいあるのに時間が無い!無い!無ーい!
先制した岡本の先制点がまず良かったね。スローインからさり気なく相手陣内に侵入してスルーパスを呼び込み、何度も中を見てクロスだと思わせておいてニアをズドン!
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) 2020年10月18日
🏆 明治安田生命J1リーグ 第23節
🆚 湘南vs柏
🔢 1-0
⌚️ 4分
⚽️ 岡本 拓也(湘南)#Jリーグ#湘南ベルマーレvs柏レイソル
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逆転されても押し返して攻め続けた試合終盤。右サイド奥からの岡本の高~いクロスをタリクが優しく落とすと、途中から入った天馬が左足を振り抜いた!
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) 2020年10月18日
🏆 明治安田生命J1リーグ 第23節
🆚 湘南vs柏
🔢 2-2
⌚️ 78分
⚽️ 松田 天馬(湘南)#Jリーグ#湘南ベルマーレvs柏レイソル
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追いついても勢いを失わずに攻め続ける湘南。中央で粘りに粘って右サイドの岡本に託したボールは、ピンポイントクロスとなって石原直樹のダイビングヘッドの逆転ゴールを呼び込んだ。同点ゴールのわずか3分後の出来事だった!
【第23節のピックアップゴール】湘南vs柏 石原 直樹(湘南)81分
ロスタイムに失点モノの大ピンチを防いだ舘も、大いに評価したい。2失点にぐぬぬとなってしまうけれど、ここはゴールを奪いきって勝利したことに拍手を贈りたい。壁を打ち破ったこの試合から、走り始めようじゃないの!
大ファインプレー‼️#湘南ベルマーレ #舘幸希 選手が
— Jリーグ (@J_League) 2020年10月20日
試合終盤にヘディングでクリアをして、ピンチを救う🔥@bellmare_staff#Jリーグ pic.twitter.com/g02AvSK3FC
【湘南ベルマーレ×柏レイソル|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第23節 | 2020シーズン|Jリーグ
【岡本選手】10月18日(日)柏レイソル戦「相模石油グループ マン・オブザ・マッチ表彰」
次の試合は
日程くんのイタズラ炸裂。今後リーグ戦であるかどうかもわからない大珍事。水曜日がホーム、日曜日がアウェイの、対鳥栖2連戦ですよ。その鳥栖さん、前節清水と引き分けて久々の勝ち点を拾ったものの、見上げれば手が届きそうな位置の15位。
どれだけ離されていたかと思えば、たかだか勝ち点7差。連勝したら1差まで縮まる程度の差でしかないじゃないか。せっかく湘南を「待っていてくれた」のなら、期待に応えなければなるまいよ。
喉から手が出るほど渇望した、内容の伴った勝利という結果を得た。その進化の真価が問われる対鳥栖2連戦、結果はともかく、柏戦の姿勢を忘れずに戦ってほしいものだ。