湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【J1・第12節_vs福岡(A)】『勝ち点へのナローロード』△0-0

ほぼ湘南のショータイムだった前半もアディショナルタイム。この調子で行ければ後半にはゴールが生まれるだろう(ΦωΦ)フフフ…と思い始めた頃。福岡の攻撃を跳ね返した先のルーズボールに足裏から飛び込んだ湘南の選手が、福岡の選手と交錯。

いきなりレッドが出たように見えて「そこまで悪質か!?」と思ったら、キックオフ直後にイエローもらってた瀬川が2枚目だった。ちょっと集中力を欠いたというか、既に1枚もらってることを思えば、軽率だったと言われても仕方がなかろうなぁ…。

スタメン

GKに谷が復帰。CBセンターが舘。アンカー米本。田中は脳震盪の影響かサブにも入らず。前線は茨田タリク瀬川ウェリ。でも注目はサブにようやく帰ってきた、ながきくんだろう。後半から出場で、きっちり存在感を示してくれた。

この日は瀬川の退場を受けて、後半から4バック2ボランチに変更していた。DFのセンターが舘大岩、右に畑、左に杉岡。中盤の底に永木投入して米本と並べて。もちろん対戦相手との兼ね合いもあるだろうけど、4バックスタートもアリかもね。

【公式】福岡vs湘南の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年5月7日):Jリーグ.jp

アビスパさんのサッカーに対して後ろを(前半と同じ)3バックからの5枚でいくと、なかなか攻めにいけない、押し込まれるなと思ったので、なるべく相手のボールホルダーに対して行ける距離を取りたい中での(4バックへの)変化でした。それでもシンプルに(ロングボールを)入れてこられてピンチはありましたが、思った高さでの守備はできていたと思いますし、そういう狙いを持って後半に入っていたので、選手がよく理解しながら、やったことのない形でしたが、よく表現してくれたと思います。

総評:☆☆☆☆☆☆

前節の無念をぶつけるように、キックオフからピッチを支配する湘南。守備は福岡に流れの中からシュートすら許さないほどに完封できていた。攻撃では福岡がボールを持たせてくれることもあって、何度となく好機を作った。

瀬川がやらかした時は、正直同じく数的不利に陥った開幕戦の悪夢が蘇ってきた。でもこの日は、数的不利にも狼狽えることなく、最後まで集中して闘いきった。少ないながらも決定機も作れたしね。ウェリのヘッドは惜しかった…。

それだけに数的不利なく後半を戦わせてあげたかった。前半同様に圧倒したまま戦えるのか、どうゴールをこじあけるのか。この日のテンションで、どこまで行けたのかを観たかった。それでスコアレスドローだったら、それはそれで困るけどもw。

瀬川はもう、ね。ピッチの無念はピッチで晴らすしか無いからね。今日助けてもらった恩を、ここから先の試合で思う存分返してくれたらいいさ。

しっかし…ホントもったいなかったなぁ開幕戦。なんとか踏ん張ってドローで終えられていたら、今の状況にはなっていなかったと思うんだよねぇ…。

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再会

この日、ある意味一番注目された出来事は、主審が"あの"山本雄大氏だったこと。すでに"あの"誤審から3年、ようやく呪縛を解き放つ時が来たかと感慨深い。

流石に直後は頭にきてたけどもね。主審から見えないコースの跳ね返りで、稀有な現象に惑わされた副審の判断を採用するしかなかった、ある意味「不幸な事故」だったということも理解できたしね。責任審判だから代表してブン殴られてただけで。

なので、そろそろ湘南戦を担当してほしいなぁとは思ってたんだ。担当審判が発表された時の反応を見ると、3年という月日で他の湘南サポも軟化して、歓迎してる人が多数だった気がする。機は熟したという感じなのだろう。

現地のゴール裏が何かしてくれんかなぁとは思いつつも、当日発表じゃ流石に無理かなと思ったら、きっちりダンマク出してくれたらしい。試合後には本人がゴール裏に来てコミュニケーションがあったとか。

ひとまずコレにて一段落、かな。湘南を担当した直近数年はこの日も含めて負け無し継続中らしいのでw、これからも頑張って欲しい。あ、でもこの日はちょっと遅延行為に敏感すぎたぞ。ついでに永木へのイエローは意味わからんぞ!?w

あの誤審騒動から3年…湘南ベルマーレサポーターが山本雄大主審に横断幕でエール贈る 「山本さん また会えてよかった!」 : ドメサカブログ

主審人生はこれで終わった……レフェリー山本雄大にはその後何が起きていたのか : J論プレミアム

「Jリーグ大誤審」苦悩の1年、消えぬ後悔と決めた復帰 信頼できる判定で恩返し|京都新聞

山本雄大 - Wikipedia

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次の試合は

リーグ戦は一週間空けて、土曜日にホームでマリノス戦ですよ。湘南より1試合少ないのに、6勝3分2敗で勝ち点21の3位、直近の5試合でも3勝1分1敗。お隣さんは文句なしの絶好調と言ってもいいだろう。

リスタートのGWとなるはずだったが、1分2敗で終えた湘南。勝てそうな試合を逃したとはいえ、数的不利にも臨機応変に対応して勝ち点1を掴んだ福岡戦の良いイメージを、つないでいきたい。

このタイミングでマリノス戦が組まれたのは、ある意味幸運だ。何度目かはわからないが、仕切り直して再スタートするには、神奈川ダービーはうってつけだろう。あとは自分のチカラで掴み取るたけだ。

【J1・第11節_vs清水(H)】『咲き誇れサンフラワー』×1-4

5月3日 清水戦での「ひまわりユニフォーム」着用について « 湘南ベルマーレ公式サイト

この日と、いつもなら七夕ユニフォームの時期、湘南は黄色と青ベースの「ひまわりユニフォーム」を着用して試合に臨む。その想いについては上記リンクへ。ここでウクライナ情勢を語るのは避けよう。一刻も早く戦争状態が集結することを祈るのみ。

眩しく輝くイエローは、とても美しいものであった。次の着用は7月になるが全てナイトゲームで、晴天の陽光に照らされて闘う姿を観られるのは今日だけ。良い天気で本当に良かった…結果もついてきてくれたらもっと良かったが('A`)。

スタメン

フィールドプレーヤーは思いのほか大きくターンオーバー。これはコンディションの問題も絡んでくるので外からは何も言えぬ。今回のサプライズは、ついに『聖域』と思われたGKも谷から富居にスイッチしてきたこと。これは大きな決断だ。

2019年に絶対的守護神だった秋元を富居に代えた事をイヤでも思い出す。山口さん曰く「チームの流れが良くないなかで何か変化を起こさないといけないというところで刺激を与えた」と『GK交代ブースト』への期待だったことをコメントしている。

ただアレはシーズン最終盤だったが、今はまだシーズンの1/3が過ぎたタイミング。今から動かなければ間に合わないという判断…それだけ非常事態ということか。

総評:☆

唯一の☆1つは、後半の立ち上がりに1点返して、反撃の狼煙をあげられたから。もっともすぐさま突き放されるわけだけども。内容的にはもっと☆をつけられるのだが、前半の3連続失点で全て相殺してしまった。

この日も失点するまでの30分は、何度もチャンスを作れてもいたし、攻守にかなり良かったのだ。そこからどうして…。勝てていなくても、雪崩のように失点するようなことはこれまでなかったので、正直困惑してるというか…信じられない。

パスミスからカウンターで少ない手数で先制され。2失点目は皆してボールに向かってしまってファーで相手を自由にさせて、富居の奮闘虚しく押し込まれ。自陣深くから一気にスルーパスを通されてDFがブッちぎられて3失点目。

この間、6分ですよ。ショックから立ち直れなかったなんてナイーブなことを言ってる場合ではないのは、選手達もわかっていただろうにさ。コメントもしてるけど。

2022年5月3日(火祝)第11節 VS 清水エスパルス « 湘南ベルマーレ公式サイト

気持ちが見えなかった、なんてことはないんだ。何とかしてやろうって想いは感じていたさ。あの6分間に、せめて2失点で踏ん張れていれば…後半早々のゴールが1点差に迫るモノであったなら、試合の流れも変えられただろうに。

最後に。試合の終盤にピッチ外で落下して腕を痛めた町野が心配だ。テーピングだけでピッチに戻り最後までプレーはしたが、ダメージはどれほどのものだろうか。

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次の試合は

それでも試合はすぐにやってくる。土曜日にはアウェイで福岡戦ですよ。福岡さん、この日のFC東京戦を5-1と圧倒してリーグ戦連勝。通算でも3勝5分3敗と五分に戻して8位に浮上している。ホームでGW3連勝を決めたいところだろう。ウラヤマシス

GW3連戦で勝ち点6を求めたい…なんて勝手に書いたものの、浮上の起爆剤を得られぬまま連敗。この試合、アウェイだし勝ち点1でも御の字…なんてことはなく、石にかじりついてでも勝ち点3を積み上げたいところだが…正直勢いの差は歴然だ。

開幕前の期待とは裏腹に、低迷が続いてしまっている。今の苦闘が、再度ひまわりユニフォームを纏う時までに花開いてくれているといいんだが。

「湘南スタイル」から「湘南モデル」へ。湘南ベルマーレと“監督サトシ”の挑戦

湘南はJリーグが公表している1試合平均の総走行距離やスプリント数において毎年のようにJ1トップを競っていたが、近年は中位に止まっている。ただ、数値自体は上がっている。つまり、リーグ全体の傾向として走力が上がっており、尖っていたはずの湘南スタイルはトレンドの変化によって特徴が薄くなっていたのだ。
Jリーグにこのような戦術のパラダイムシフトが到来したのは、湘南と同じ神奈川県に本拠を置く横浜Fマリノスにアンジュ・ポステコグルーという黒船が来航したことが大きい。(中略)もっとも、2018年のルヴァン杯決勝では、その黒船ポステコ号を撃ち落としたのが、他ならぬ湘南だったのは皮肉な限りだ。