湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【J1・第34節_vs松本山雅(A)】『逃げ腰ノーウェイアウト』△1-1

勝ちたいと心の底から思っているハズのチームが。

自分達が勝てば残留を決められるという試合で。

試合終盤にようやくこじ開けた虎の子の1点で逆に腰が引けて。

残り5分+ロスタイムという長い時間を逃げ回ろうとした挙句。

逃げ切れずにアッサリ追いつかれ、再加速もできずにドロー。

正直ね、怒ってます。「父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ」的な意味で

スタメン

カレー券累積で出停の冬一の代役は、小野田さん。個人的にあると思ってたウメさんの姿は何故かサブにも無く。まぁ『出せない理由』もあったんだろうけども。

ここで試合勘が薄れているであろう小野田さんだったのは、何故だったのか。いや、目立って小野田さんがダメだった部分があったわけじゃないんだけども。

やーまんを左に回して、シャドーのだりゅーじゃダメだったのだろうか。リーグ戦を戦ってきた最終節の大一番ともなると、勝負の機微を試合で感じてきたメンバーの方が、最後の5cmの部分で先んじられるんじゃないかなーとか、ね。

試合

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キックオフから20分くらいまでかな、明確に湘南の時間帯だったのは。そこで先制できていたら楽だったものを、そこから押し返されて。後半から少々持ち直したけど、それでも五分の展開までが精一杯で。

ようやくの、待望の先制点は85分。GK富居のミスからの大ピンチを何とか防いでからの逆襲。シュートブロックからの跳ね返りから、右サイドを裏抜けしたコバショーがクロス。こぼれ球に反応したのは、入ったばかりののだりゅー。

この時の歓喜は一言では語れない。残れる…残れるんだ…! なんて内川コピペみたいな感情でいっぱいになってしまって、涙出そうになりながら声出してたもの。…右サイド奥で時間稼ぎを始めたところを見たら、一気に冷静になったけど。

残り時間もそんなに短いわけでもなく、守りに行くには早すぎる。そんなところで時間をかけるくらいなら、さくっとCKを得て追加点を奪いに行くところを見たかった。無理に攻めろってんじゃなくて、攻撃で時間を使っていかなきゃさ。

前線の逃げ切りの姿勢が守備にも伝搬したか、先制後に松本山雅が投入したイズマの圧力に耐えきれず、ズルズルと押し込まれて失点。その後もイズマの対応に追われ、何とかゴールを奪いに行くも決定機を作れず、そのままドローで試合終了。

鳥栖対清水で鳥栖が敗戦。勝ち点で並んだものの、得失点差で2届かず。大量失点試合でもうちょい耐えていたら…と悔いを残す16位でシーズン終了となった。

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総評:☆☆☆☆

先制点がスゲー良い時間でもあったからさ。フツーにやってりゃ逃げ切れると思うじゃない、フツーにやってりゃ。なんで簡単に一心不乱の逃げ切りモードになっちゃうのかな。ロスタイムに入ってからならまだしも、だよ。

相手も降格の決まったホーム最終戦で必死なんだ、ドローになってしまうこと自体は仕方がないかもしれないけれど。その逃げのマインドがさ、何だかもうホントにイヤ。

ここで勝ちきれなかったチームが、プレーオフを勝ち抜いて意気上がる相手の勢いを跳ね返せるのだろうか。全ては選手たちの意地にかかっている。


DAZNハイライト20191207 松本山雅FC戦

本当の最後の試合は

この舞台には立ちたくなかった。もう逃げ場は無い。J1参入プレーオフ徳島ヴォルティス戦。不幸中の幸いは、平塚で試合ができること。そして、引き分け以上で残留できること。でも、そんな簡単にはいかない。いくはずがない。

J2上位なのだから、たっぷり勝利の方程式を磨き上げてきていて、もちろんプレーオフを勝ち抜いてきたからには勢いにも乗っている。目の前にぶらさがったニンジンの美味しさも知っている。普段以上のパワーで平塚に乗り込んでくるに違いない。

徳島対山形の試合を見ていたけれど、決勝ゴールのスルーパスからのループシュートは見事なものだった。警戒もモチロン必要だけど、恐れずにDFラインをガン上げできるかどうかが展開を左右するだろう。

そして徳島には、湘南"卒業生"達が多く在籍している。GK梶川/DF福岡/MF岩尾/MF星矢/MF表原。彼らと、こんな形でJ1参戦権を賭けて試合をする日が来るなんてね。なんという巡り合わせだろうか。

徳島に湘南在籍経験者5人 J1復帰へ14日大一番 - J2 : 日刊スポーツ

ここに至っては、J1だJ2だなんていう比較は無意味だ。勝利条件こそ違えど、同じピッチで戦う以上は対等だ。今年の湘南は、自分達のプレーを忘れたら、JFLにさえ蹂躙されてしまうチームなんだということを、改めて肝に銘じておこう。

J1で戦うに相応しいチームだなんて、自分で言うだけでは誰も納得はしてくれない。全ては自分のチカラで黙らせていくしかないんだ。去年の磐田ほど圧倒的な差を見せつけることは無理でも、勝って残留を決めて欲しい。

簡単にはいかないことは、わかっている。でも、この2年で培ってきたモノも、掴んだ栄光も、ここ数戦で得た手応えも、幻なんかではない事も知っているから。最後の試合で、集大成を見せて欲しい。2020年にJ1で戦うのは、俺達だ。