GW最初の日曜日に組まれたこの試合ですが、珍しく仲間内で群馬方面に旅行に行っていたもんで、リアルタイムじゃ追いかけられなくて。先制ゴールだけは移動の合間に遭遇できたものの、全体を確認できたのは今日、平成最後の日。
今までは現地に行けなくても大抵はリアルタイムで観られてたもんで(逆に言えば試合の日にはほとんど予定を入れなかったってことなんだが)、やっぱりソワソワするもんですなw。皆で遊んでても、どうしてもスマホ気にしてしまう。
スタメン
【J1リーグ第9節 サガン鳥栖戦スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2019年4月28日
GK:秋元陽太
DF:山根視来 フレイレ 杉岡大暉
MF:岡本拓也 齊藤未月 松田天馬 鈴木冬一
FW:大橋祐紀 山﨑凌吾 鈴木国友
サブ:富居 小野田 坂 秋野 中川 武富 梅崎 #bellmare pic.twitter.com/SC4lGCaOk1
大野or小野田さんだったCBの左に、久しぶりの杉岡氏。左のワイドに冬一を回して、右の岡本との併用。そして最前線に、ワントップ山﨑と並び立ったのは大橋&国友。
武富はサブにはいるが、スタメンには戻れず。武富もウメさんも外してくるとは思わなかった。スタメンに抜擢された大橋に先制ゴールが生まれて、悔しさで発奮したウメさんが試合を決めるゴールにつながってくれてよかった。いやホントに。
杉岡氏も、一度最終ラインに下がってリフレッシュできたことで、再び中盤に上がった時に見える景色がまた違って見えることだろう。また前で躍動する杉岡氏が見たい!
対する鳥栖は、直近のルヴァン杯予選からフィールドプレーヤーに変更が無かったらしい。ゴールを上げたけどドローで、勝利に飢えたメンバーに託したということか。
試合
キックオフ直後から大橋の宇宙開発あり、山根の鋭いミドルあり。湘南の立ち上がりは上々。対する結果に飢える鳥栖も序盤から攻勢。クエンカによるあわやのピンチもあったが、そこを何とかしのいでからは、湘南のペースに鳥栖を巻き込んでいく。
古巣対戦山﨑のロングシュート。CKのサインプレーで岡本フリーでヘッド…etc。FK、CK、縦横無尽に攻め立てて、前半だけでDAZN集計でシュート10本枠内5本。ここまで行っていたなら先制点を取ってしまいたかった。
対する鳥栖は、シュート4本枠内1本。クエンカが一人で攻めて守って運んで散らしてと奮闘していたが、それだけに守りやすかったというのはあるかもしれない。
前半チームで一番走っていたらしい国友に変わって、武富が入る。負傷の影響を心配したが、問題は無さそう。そして後半14分、前半序盤から肩を痛めながらも奮闘していた大橋に、プレゼントが待っていた。
最終ラインから一本で山﨑に縦パスが入ると、DFを引きつけ左にスライドしつつ走ってきた武富にヒールで落としたが合わず。DFの半端なクリアからわずかに混戦になり、こぼれたボールを冬一が強烈なミドル。
GKが弾いたボールに武富が反応、ボール回収して一歩GKから離れる動きが素晴らしかった。そこでわずかな余裕が生まれ、GKに触られながらもゴール前でフリーになっていた大橋まで届くセンタリングが出せた。大橋はJ初ゴールだ。
【公式】ゴール動画:大橋 祐紀(湘南)59分 サガン鳥栖vs湘南ベルマーレ 明治安田生命J1リーグ 第9節 2019/4/28
その後、状況をひっくり返そうと鳥栖はトーレス&イボルバを投入するが、決定打には至らず。湘南は大橋→ウメさん、冬一→坂と交代しながらペースを渡さない。坂が実戦復帰したことで、最終ラインの選択肢が増えるのはありがたいね。
そして終了間際の89分。山﨑の縦パスをDFの間で受けた武富、そのまま裏に抜けてゴールに向かっても決定機だったろうに何故か左へスライドしていく。
何やってんだと思いきや、DFを引きつけながら裏に抜け出すウメさんにスルーパス。難しい角度と姿勢になりながらも、ゴール左上をブチぬいてみせたウメさんは、悔しさと喜びを乗せて、ゴール裏のサポーターに向かって盛大に吠えてみせた。
【公式】ゴール動画:梅崎 司(湘南)89分 サガン鳥栖vs湘南ベルマーレ 明治安田生命J1リーグ 第9節 2019/4/28
総評:☆☆☆☆☆☆☆☆
敗戦の中でも選手監督が感じていた手応えを、結果として昇華するべき時が来た。8試合1得点で最下位で苦しむ相手を勢いづかせることなく、ここ数試合苦しんできた鬱憤を全て晴らして帰ってきてほしい!
なぁんて言葉で前回の記事を〆たわけだけども、文字通りの試合になってくれたことに安堵。こういう節目の試合で、もう負けられない&負けていられない相手に、複数得点/無失点でしっかり勝ちきってくれた。
意地をぶつけてきた鳥栖に球際でも負けず、最後まで攻守の集中を切らさなかった。大橋国友も、変わった武富ウメさんも、結果と内容を残した。坂が実戦復帰を果たした。4月最初の、そして平成最終戦の勝利は、今後につなげたい快勝になった。
J1鳥栖開幕9戦で1得点 夢生ブチ切れ 「砂岩」崩壊危機|【西日本新聞】
他所様のことを気にする余裕なんて無いけど、出番の無かった金崎がひと暴れしたらしい。出てきたら恐い存在だなとは思ったけど、前半の序盤に負傷で交代枠使っちゃってたから、試合のプランは少々崩れたかもね。ラッキーな面もあったかもしれぬ。
【公式】ハイライト:サガン鳥栖vs湘南ベルマーレ 明治安田生命J1リーグ 第9節 2019/4/28
サンキュー平成、ハロー令和
この節目に、戸塚啓氏が媒体を分けて(手間を上手く省きましたねとは言うまいw)眞鍋会長とキジェさんにロングインタビューを掲載してくれたので、ここで紹介。
湘南の会長が語る「Jリーグと平成」。理想は、地域の公共財になること。 - Jリーグ - Number Web - ナンバー
湘南の会長が語る「Jリーグと平成」。クラブが個性を出す本質的な意味とは。 - Jリーグ - Number Web - ナンバー
次の試合は
珍しく(?)GWのど真ん中に試合が無く、次の試合は週末土曜日。ホーム平塚で名古屋を迎え撃つ。未だに去年の不思議色ハピネスwが記憶に新しいが、今年の名古屋は失点癖が消えて得点力だけが突出、現在2位を快走している。
6勝1分2敗、得点:失点=17:6というのはヤバすぎる。ゴール量産の馬鹿試合は少々分が悪そうだが、ここで消極的な入り方をしたら思う壺だろう。アクティディフェンスで相手の自由を奪いたい。ミスやらPKから失点は絶対に避けたい。
負傷者が帰ってきて、ここから再び加速していくチャンス。平成最後に得た自信を、令和最初の勝利で確信に変えたい。順位的にもここで勝ち点3を上積みできるかどうかは大きい。どうやらチケットは完売のようだし、満員のスタジアムで後押しできれば。