この時期の日中の試合が好きだ。春の陽光は柔らかく暖かく、上着が無くても観戦できる。特にこの日は対戦相手の磐田もユニが明るい色なので、スタジアムが色鮮やかに彩られて綺麗だったな。セレッソさん辺りだったらもっと映えたかもしれんがｗ。
しかし、相反するかのように試合内容はお寒いモノだった。寒いだけならまだしも、双方共にそれほど語るべき内容が見当たらなかった。正直なところ、敗戦して悔しいという感情すら湧いてこない。この日の平塚の９０分には、何も無かった。
試合前
この日は試合前に「第45回ベルマーレクラブカンファレンス」が開催されるので、眠い目をこすりながら出発。１６時キックオフの日の１１時からなのでスケジュール的には余裕があるのだが、片道２時間コースの身にはイロイロ大変なのである。
この日も眞壁会長と水谷社長は舌好調で、楽しい時間を過ごさせてもらった。特に衝撃的だったのは、新スタジアムの構想が「匂わされた」こと。今まではどんなスタジアムになるのか予想もできなかったけど、イメージができた。進展を楽しみに待とう。
クラカン後は、試合開始までの間にお花見。スタグルをモグモグしつつ桜を愛でていると、じいちゃんが周りをウロウロし始めて即席撮影会が始まってしまった。
それはそれで賑やかで楽しかったんだが、まだ知名度が足りないようで名前を知らない人もちらほら。とあるお母さんに教えてあげたら「キングベル１世？ 長いわねぇ。」いや長くないでしょ別にｗ。おじいちゃんでもいいですよって言っといたけどもｗ。
スタメン
【J1リーグ第6節 ジュビロ磐田戦スタメン】
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2019年4月6日
GK:秋元陽太
DF:山根視来 フレイレ 小野田将人
MF:鈴木冬一 菊地俊介 松田天馬 杉岡大暉
FW:武富孝介 指宿洋史 梅崎司
サブ:富居 古林 大野 中川 齊藤 レレウ 大橋 #bellmare pic.twitter.com/mfiqIE7oNl
山﨑が、消えた。軽い負傷で、無理はさせなかったということのようだが、ここまで結果が出ていた形が無くなったことで、「誰が出ても同じサッカーができる」という目標への現在地が顕になることになった。
大野と未月がサブに復帰。坂と岡本は戦列復帰に時間かかってんなぁ。湘南に復帰して耐えずサブに入っているコバショー。信頼はされてるんだろうから腐らず頑張れ。そしてレレウさんリーグ戦に初登場。この日はインパクトは残せなかったなぁ。
試合
さて。試合についてはホントに書くことがない。持ち味を消し合っていたのか、ミスからチャンスを手放し続けたせいで、試合が盛り上がる場面は一度も訪れなかった。導火線には火がつくんだけど、それが爆発するかもという予感には遠かった。
後半開始直後こそパスの連携が悪いならとドリブルを絡めてペースを掴みかけたけど、最初の失点でそれも霧散した。その取られ方もひどかったけれど。
杉岡氏があっさりと裏を取られて侵攻を許し、ニアからのクロスに小野田さんが半端に出した足でコースが変わって、秋元の股を抜けてのオウンゴールだもの。湘南に運が無かったとも言えるが、それを引き寄せたのは磐田の初勝利への執念…かな。
総評：☆☆☆
どうにもならなかった去年の仙台戦を思い出すが、この日は湘南だけでなく磐田も本調子には程遠く、前半終了時にはこのままスコアレスドローで終わるならそれが一番かもなぁ…なぁんてこっそり思っていたものだ。
自分達の良さが出せないこういう試合で勝ち点をもぎとれるようになると、いろいろ楽になるんだろうが、そこまでには至っていないらしい。山﨑の欠場は急遽のアクシデントっぽいけど、ルヴァン杯では不在でもやれてるわけだし、言い訳にもならない。
年に一度くらいはエアポケットにハマったような試合も仕方がないと、割り切るしか無い。要因分析はしっかりやって、同じ轍は二度と踏まぬように。その上で頭はきっちり切り替えて、次に向かってほしい。
次の試合は
週の真ん中水曜日、アウェイで向かうは札幌ドーム。ルヴァン杯予選で札幌戦ですよ。気温的には寒くもなくてありがたいんだろうが、集客的にはツラかろうな…ってソコは気にするとこじゃないが。
札幌はリーグ戦では開幕戦で湘南にコケて、浦和清水と撃破したものの、そこから直近の３試合で３連敗。ルヴァン杯予選では２引分けということもあり、きっかけを掴むためにも何としても勝ちたいところだろう。
湘南もここで続けてコケてはいられない。ルヴァンサイドで押し上げて、体勢を立て直してリーグ戦につなげたい。除幕式に出てた君ら、特に秋野！ 微妙な笑顔をしてる場合じゃないぞｗ、そろそろ存在感を示していかないと！！
