湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・第34節_vs名古屋(A)】 『不思議色ハピネス』△2-2

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試合が終わってしばらくは、湘南サイドが残留確定で盛り上がっていて。選手達が湘南サポのところにやってきて拍手なんかしてたら、何やら遠くで名古屋の選手が喜びを爆発させている。スマホで確認したくても、電波の奪い合いでつながらない。

湘南が『残留確定のダンス』をしてる間に名古屋にも残留確定が出たらしく、双方で選手とサポが喜びを分かち合っている。超満員のスタジアムの、皆が笑顔だ。

ほんの数刻前まで互いの意地とプライドを賭けた攻防が繰り広げられていたハズの戦場が、いつの間にやら不思議な幸せ空間。同じ苦境を脱した者同士が互いの健闘を讃え合う、爽やかなエンディングが訪れていた。

名古屋・小西社長「そして、湘南の皆様!今日は遠くからお越しくださいましてありがとうございました!」
湘南サポ「「「「いぇぇぇーい!」」」」(大拍手)
小西社長「湘南の皆様と、こうやって素晴らしい試合を行うことが出来、本当に嬉しく思っております。」

思えば、湘南の歴史の中でも近年もっとも「くされ縁」なのが名古屋なんだ。2010年の名古屋の優勝は平塚で決まり、それを降格が決まっていた湘南サポが暖かく祝福し、互いにエールの交換をしたりしていた。

2010 J1 グランパス優勝 湘南vs名古屋 試合後エール交換(湘南ゴール裏から) - YouTube

2016年には先に降格が決まっていた湘南が、最終節で今年と同じくパロ瑞穂で名古屋を引きずり落とした。2017年は優勝した湘南と共に名古屋がプレーオフを制して昇格して、今年は最終節でドローで共に残留。

また来年には違う光景が待っているんだろうが、ダービーみたいな地域性だけじゃないライバル的な関係性は貴重。大事にしていきたいものだ。そして近い将来、残留のイス取りゲームじゃなくて、優勝争いで切磋琢磨できるようになれればいいね。

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試合後にこんな楽しそうに対戦相手のサポーターに挨拶に来ちゃう最終戦、そうそう無いよw。今年名古屋との対戦は2ドロー。決着は来年つけようじゃないか!

前日まで

なんと、買ったはずのチケットが失われていたことが判明orz。いやぁ視界が真っ暗になったよね。新幹線もホテルも予約しといて、気持ちも昂ぶってきていたからね。普段クレカ払いなのに、何故にコレだけコンビニ払いにしてたんだろう。

チケット難民の間でのやりとりも既に一段落してるように見えたから無理かなぁと思ったけど、ツイッターで呼びかけていたら急遽行けなくなったという方と連絡がついて、前日夜には無事チケットを入手することができた。

いやーホッとしたホッとした。試合開始まで名古屋で金券ショップを回って、それでもダメなら現地まで行って、日本代表戦に入場できなかった一平くんの真似して、スタジアムの外で祈祷するしかないと思ったものw。

スタメン

浦和戦からの変更はわずか。右ワイドに岡本復帰、ボランチに未月に変わって金子。今年は中心選手の多くが大きな怪我なく最終戦まで戦ってこられて、戦力の浮き沈みが少なかったことも残留にとっては大きかったかな。

サブではミキッチのだりゅーが抜けて、石原ジョンヒョプ。そう、大橋くんが2試合連続でベンチ入りを確保。そして最終戦にきて公式戦デビュー。

10分ちょいとはいえ試合に出て堂々としたプレーを披露、残留確定の瞬間をピッチで迎えられたというのは、来年に向けて大きな経験だったんじゃないかな。こんなシビれる最終戦にデビュー戦を持ってきちゃうキジェさん半端ないって。

試合

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キックオフから攻め急ぎすぎかと思うほどに前に放り込んでくる名古屋。ただ、前線のターゲットがわかりやすく、この時点では対応はきちんとできていた。勢いに負けることなく、試合を落ち着かせられてきた気がした前半19分。

左サイド、相手がビルドアップしようとした所で、杉岡氏が高い位置でボールを奪う。ウメさんから左サイドを追い越していたフリーの金子へパスが通る。金子を名古屋が3人で囲むも、誰も奪いに行けない。金子、フリーのまま難なく早いクロス。

ゴール前では山﨑がDF一人を引きつけてニアに流れ、ウメさんがハンパな位置で牽制したことで、シュンスケがドフリー。名古屋は選手が一人いるものの、マークにつけていなかった。体制を崩しながらシュンスケがボレーシュート


【公式】ゴール動画:菊地 俊介(湘南)19分 名古屋グランパスvs湘南ベルマーレ 明治安田生命J1リーグ 第34節 2018/12/1

湘南初と言っていいビッグチャンスをモノにしての先制弾。ショートカウンターは決まればそんなモノかもしれないが、あまりに完璧に決まりすぎて名古屋が全く対応できていなかった。良い時間帯での先制に、沸き立つ湘南サポ。

ドローでも残留が決まる湘南にとっては望外の早い先制だったが、追加点もそれほど時間をおかずにゲット。右サイド自陣深くからパスをつないで攻め上がり、最後は山根がスルーパスを受けて斬り込んだところで倒されてPK。

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ルヴァン杯のPK戦で外していたウメさん、今年の憂いを今年中に晴らすゴールで追加点。この2点目で完全に試合を掌握した湘南、相手に持たせてからのカウンターが効いて、何度と無くゴールに迫る。ほぼ湘南ペースのまま前半は終了。

後半も立ち上がりにウメさんが、9分には杉岡氏が試合を決める3点目を決められないでいると、ペースは名古屋に。もう書いちゃうけど、PK2本で追いつかれてしまう。湘南の2点目も怪しいモンだったがw、検証はコチラに譲る。


名古屋vs湘南 残留争い直接対決!PKの判定を検証!原博実&上川徹がJリーグの気になるジャッジを徹底解説!【Jリーグジャッジ「リプレイ」#11】

追いつかれて、ちょっとガックリきた湘南。そこからは勝たなければ自力残留が無くなる名古屋が攻め立て、ドローでも残留が決まる湘南が必死に耐え続ける時間が試合終了まで続いた。そしてタイムアップ、冒頭のシーンへ続く…と。

総評:☆☆☆☆☆☆☆

良くも悪くも今年の集大成的な試合。前半あれほど優位に進めて首尾よく2点先制したけど、久しぶりに試合中に(その判定はともかく2本も)PKを与えて追いつかれ。最後は今年の湘南名物の一つ『体を張りまくりましょうタイム』。

今年の進歩の一つに先制点を取れるようになったというのが挙げられるかと思うんだけど、ルヴァン決勝でも今日でも、勝負どころの試合で先制点を奪って自分達のペースで進められるようになったのは、本当にありがたいね。

ドローでも残留が決まる試合で、宣言どおりに普段通りのサッカーでゴールを狙い続けられた。ただ、2点リードしても勝ちきれないという課題は残った。今年の11の引き分けを、1つでも勝利に結び付けられるようになっていきたいものだ。


DAZNハイライト20181201 名古屋グランパス戦

2018年J1最終順位

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明治安田生命J1リーグ 順位表:Jリーグ.jp

最終的に勝ち点41で5チームが並び、得失点差で磐田がJ1昇格プレーオフの最後の壁役に任命されましたっと。勝って当然、負けたらJ2降格。そんな恐ろしい一発勝負に参加することにならなくて、ホント良かった。ε-(´∀`*)ホッ

しかも磐田、先制しておいて後半ロスタイムに逆転されての敗戦だからねぇ。それも相手に崩されてピンポイントで合わされたクロスを阻止しに足を伸ばしたら、先に触ったのはいいけどオウンゴールになっちゃったという悲劇。

確率的な話はともかく、そこそこありうるとは思ってはいたけれど、まさか本当に磐田が滑り落ちるとは。今年の大混戦を象徴する結果になってしまったね。ひとまず土曜日の決着戦は大注目ですな。頑張れヴェルディ!(笑)

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試合後

今回初めて名古屋でお泊りしたもんで、あの『喫茶マウンテン』で初登頂してきましたよ。湘南残留確定記念で、緑の『甘口抹茶小倉スパ』をチョイス。もっとアレかと思ってたけど、こういうモンだと思えば何てことなかったです。

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