湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【W杯2018→】日本代表素人総括【→W杯2022】

未だに"あの"電光石火の超絶カウンターの残像が瞼の裏に残ってる今日この頃。せっかくなので総括的なものも書いておこうかなってことでね。

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直前の監督交代

ハリルホジッチ氏更迭の件について。今更感ありすぎるし、もはや語り尽くされてる気もするけど、触れないわけにもいかず。

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今いろいろ読み返しても、やっぱりよくわからない。W杯本戦も決めた監督を本戦二ヶ月前に交代させる理由が『コミュニケーション不足』って何なんだよってね。

けして短くない時間を日本サッカーに捧げて、日本に足りなかった意識を植え付けて、目標である本戦まで導いてくれてさ。少々結果は出ていなくとも、本戦になったらハリルホジッチ氏の真骨頂が観られると楽しみにしていたものさ。

ポゼッション全盛だったところから、トランジション重視で縦に早いサッカーへのシフトは湘南スタイルに通じるものがあった。そこに前回大会の停滞感を払拭してくれる期待もあったし、実際に日本のサッカー自体が変わっていった。

日本サッカーの3年を費やした冒険の結果は、もう永遠に観られない。結果が出なかった時期ならまだしも、自らの手で目標だった本戦出場を決めたのに、その直前で斬られたハリルホジッチ氏の無念を思うと、申し訳なくて今でもツラい。

わざわざ国外から世界を知る監督を連れてきてるのは、そのサッカーでW杯を目指すと決めたからだろ。信頼して、託して、共に走っていくと決めたんだろ。

誰がハリルホジッチ氏が監督と決めたんだ。誰が二ヶ月前なんて時期まで監督の続投を決めて、誰が監督を守れなかったんだ。日本サッカー協会ではないのか。

一定以上の結果が出てしまったから良いというものではない。これだけの大混乱を招いておいて、JFAでは誰か責任をとったのかね。今のトップがそのままで、次の監督を決めるなんてことが許されて良いのだろうか。というわけで。 

ワールドカップでの戦いっぷり

どうせやるならもっと時間をかけたかったところだろうが、西野さんは短い時間で実に上手くチームをまとめあげてくれた。もちろん結果としても申し分ないものを残してくれた。なんといっても決勝トーナメント進出なのだから。

元々手腕については不安視してなかったけどね。しばらく指導者として最前線に立っていなかったとはいえ、西野さんはJ1通算最多勝監督なのだ。能力が無ければそんな結果を残せるわけがない。

いつかは日本代表監督にという話はもちろんあっただろうし、本人もその気はあっただろう。ただ、その準備期間が二ヶ月になるなんて思わなかっただろうな。

選手選考的な難しいことはわからないので他の人に任せるけどもw、最終的に岡崎本田はスーパーサブ的な存在に落ち着き、ベテランがメインの座を明け渡す流れはハリル路線から外れることはなかった。それだけは嬉しかったな。

W杯ロシア出場が決定したオーストラリア戦、Jから見出された井手口が輝いた。その大事な試合で、ついに本田は1秒たりとも出場することはなかった。ようやく世代交代が動いたんだと嬉しかったんだ。そこまで針が戻されなくて、正直ホッとした。

そして迎えた本戦。ハリル路線そのままでもなく、それまでの日本サッカーそのものでもなく、奇しくも力強く躍動する新しい日本サッカーが観られた。

この大会で日本戦に起きたアレコレが『奇跡』というなら、新しいスタイルが生まれたこと自体が『奇跡』であり、それを引き寄せたのはたった二ヶ月のチームの奮闘と、やはりハリルホジッチ氏の3年間あってこそだと思うのだ。

本当に良い戦いが出来ていただけに、もう何度でも書いちゃうけど、最後の最後に俺達強い勝てるゴール奪えるみたいな幻想に酔っちゃったのは痛恨だったねぇ…。『しばらく指導者として最前線に立っていなかった』から勝負師の勘が鈍っていたか。

とにもかくにも、大会前のシラケムードはどこへやら、今は再び日本のサッカーに追い風が吹いている。どうかこの風を4年後まで吹かせ続けられますように。その為にも、Jリーグから日本サッカーを盛り上げていかないとね。

拝啓、遠藤航様 2018

最後に、俺らのワタルへ。1秒も出番が無かったこと自体には不思議には思わなかったよ。負傷者が続出しない限りは、これは付け入る隙は無いだろうなぁとね。それはハリルホジッチ氏が監督を続けていても、残念ながら変わらなかったかな。

正直なことを書くよ。浦和に行ってからの君は、僕が思い描いていたような成長曲線を描いてくれていない。君が湘南を出た頃には、ロシアW杯には長谷部の隣にいて、日本代表次期キャプテンとしての英才教育を受けていると思っていたからねw。

もちろん君の人生プランは君にしかわからないから、ここまでは順調と思っているのかもしれない。でもね、君が次のW杯を迎えるのは既に29歳だ。世界の最前線に立つには、4年後からでは正直遅すぎる。

だから、一刻も早く浦和からは出るべきだ。もはや浦和で吸収するべきことは吸収しつくしたハズだ。オフには単身で海外でトライアウトを受けてくるくらいのことはしてほしい。もちろん家族もいる君だ、そう簡単な決断ではあるまいが。

それでも、今年のW杯で経験できなかった世界との鍔迫り合いを、自らの血肉として吸収するために。サッカー人生に悔いを残さないために。今はただ闇雲に海外を目指して欲しい。4年という時間、けして長くはないぞ。ガンバレ、ワタル!ヽ(`Д´)ノ