試合
２本のＰＫの判定には文句は無い。シュンスケは主審に見える位置でユニ引っ張って付け入る隙を与え、交代で入ってきた高山が勢い余ってＰＡ内で足払い。何してんの。
残念だったのは、内容で自分達の姿勢を示したかった試合で、あっさりセーフティリードを得られた清水に湘南の色をキレイに消されてしまったことだ。
もちろん、どんな状況も打開していかなければならなかった。そして最終的にシュート１４本まで伸ばして攻め込むことにもなるのだが、縦に早い攻撃からの流れの中からのチャンスがどれだけ作れたかというと…ね。少々慌てすぎたかな。
それでも前半はそれほど崩されてもいなかったので、早い時間に１点返せればと思っていたんだけどもね。逆にあれよあれよと崩されて４点ビハインド。
残り時間もあったし諦めるには早い。こういう状況からでも走り出せる強さを観たかったし、観せてくれた。相手が前に出てこない状況、更に相手の退場で数的有利という条件ではあったにせよ、最後まで諦めない姿勢は貫いてくれた。
試合後にゴール裏からはブーイングが飛んでいたけれど、そこまでは腹は立たなかったかな。もちろん結果にはガッカリはしたけどね。
総評：☆☆
内容的には☆４つだったけれど、あまりに軽率なＰＫ２つで流れを手放してしまったことと、巻き返したかった後半開始早々に連続失点したことで減点。せめて２点差のまま後半途中まで踏ん張れていれば…。
長いリーグ戦の中、こんな試合もあるっちゃある。普通なら「次だ次！」と行きたいところだけど、今年はもうすぐ中断期間だ。仙台戦で崩れた自信とメンタリティを取り戻したかっただけに、ちょっとダメージの深さを感じるね。
水曜のルヴァン杯長崎戦、週末のリーグ戦磐田戦、長崎には当然勝つので（！）６月のルヴァン杯のＨ＆Ａのプレーオフステージ。中断前の合計４試合で、崩れかけた自信を取り戻さなければならない。残された試合数は少ないぞ。
一度リセットされてしまうとはいえ、ここで再び加速できるのと落ち込んでいくのとでは大違いだ。この日の終盤に見せてくれた粘り腰を、４試合につなげてほしい。
次の試合は
水曜日にルヴァン杯グループステージ最終戦、長崎戦だ。もう何も言うことは無いだろう。勝ってプレーオフステージに駒を進めて、一つでも公式戦をこなすために、今年最初の『絶対に負けられない戦い』がやってきた。
ここまで波に乗れそうで乗れていない中で、グループステージ突破という一つの結果を残せるかどうかは、かなり大きい。もしもここで内容も結果もロストするようなことになったら、ギリギリ踏ん張れている足場が崩れかねないぞ。
週末の磐田戦のことなんて忘れて、ベストの布陣で長崎を迎え撃とう。今年ここまで積み上げてきたモノ全てで闘って、勝とう。
