湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

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【J1・第10節_vsG大阪(H)】 『安心盤石ブルーキャンディー』○1-0

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平日夜の平塚の試合は、試合終了直後に席を立ち、ダッシュして伊勢原シャトルバスの第一便に乗って帰宅する。この日も勝利のガッツポーズをほんの10秒で我慢して、バスの発着場に急いでいたんだが、突如響く大ブーイングに思わず立ち止まった。

波に乗れぬ中で大阪ダービーで競り勝ち、その勢いで平塚の地に押し寄せたガンバサポさん達。そこでシュート本数で5倍以上の大差をつけられ、実に19年半ぶりに湘南に黒星をつけられたのだ。その不満が爆発していた。

ブーイングを背中に聞きながら、再び走り出した。"あの"ガンバ相手に完勝という結果を残してくれた湘南の選手達への感謝を胸に。

試合

この日はバイーアさんがお休みで、坂がディフェンスラインを統率。杉岡がDFラインに下がり、左ワイドに高橋諒。シュンスケ秋野俊輝が並び立ち、俊輝がFW登録(!)。最前線にはジョンヒョプとステバノさん。 

この試合唯一のゴールは前半16分という早い時間帯で生まれた。左サイドから高橋がクロスを上げると、ステバノさんがシュート、その跳ね返りのこぼれ球をキクシュンが豪快に蹴りこんで生まれたモノ。

ガンバ大阪は常にタフなチームという印象だった。しかしこの日の試合を観る限り、その面影は全く感じなかった。あのガンバでさえ、監督交代の過渡期とベストメンバーが組めない状況が重なると、こういう試合(と戦績)になってしまうのだ。

あっさり先制されたガンバは、まるで大阪ダービーで燃え尽きてしまったかのように、湘南のアクティブディフェンスに手を焼いていた。

たまに中盤を飛ばして前に蹴り出したボールがつながったり、クロスが少々危険なところに入ったりもしたが、肝を冷やすような状況には程遠かった。

おおよそガンバを抑え込んでシュート本数も16本まで伸びた。ゴールまであと数センチというところまで迫った場面もあったが、結局追加点は奪えぬまま試合終了。

前節マリノス戦4-4の馬鹿試合を、キジェさんは試合運びが子供だったと評した。この連戦の最中にどれだけ戦い方を修正できるのかと心配していたが、驚くほどに落ち着き払った、盤石な"大人の試合運び"を見せてくれた。

常に湘南が主導権を握っていたこともあって、間違いさえ起きなければ失点することはないだろうなと思えた。キジェさんは上手いこと選手達に『青いキャンディー』を食べさせることに成功したようだ。

その分…というわけでもないのだろうが、終盤に途中出場の梅崎が倒されてもファールにならなかった場面で、ベンチからミキッチがピッチに飛び出さんばかりに激昂していたのが、大人気なくて面白かったw。

総評:☆☆☆☆☆☆☆☆

☆8つ、です。どうだろう、あと1つ増やすかどうかは悩んだ。これで複数得点だったら迷わず☆9つにしたと思う。1点あれば十分なほどに"湘南の試合"だったとしても、流石にあと1点は取っておきたかった。実際3-0にはできたと思うしね。

坂を中心に置いた若いディフェンスラインでリーグ戦初の完封勝利できたというのも、大きな自信になっただろう。チームの底上げという意味でも大きい。連戦でバイーアさんの疲労もきっと今がピーク。これからも出番は増えていくだろうね。

前線ではステバノさんの覚醒がホンモノだと確信できた。後半半ばで疲れが顔に出ちゃうのがもったいないんだけど、それもそこまでの時間で全力を出せてる証拠よね。ジョンヒョプとのコンビネーションはまだ上げられそう。今後が楽しみだ。

リーグ戦もこれで第10節が終了。上位常連チームが調子を落としていることもあって、まだまだ中位は団子状態。湘南はこれにて3勝4敗3分の13位。11~14位まで、清水/浦和/湘南/鹿島が勝ち点で並んでいる。

鹿島戦の劇的勝利からコケかけたものの、ようやくチームが上昇気流に乗る道が見えてきた。アップダウンを繰り返しながら、高度を上げて…いけるといいんだけど。


DAZNハイライト 20180425 ガンバ大阪戦

次の試合は

GW初日の土曜日に、アウェイで浦和戦ですよ。こちらもガンバと同じく"あの"が付く相手。"あの"浦和が勝ち点で湘南と並ぶ位置にいるという事実。

そう、同じ戦績同士の対決なのだ。しかもゴール数では湘南の方が多いんだぞ!w 浦和とて監督交代の余波でチームが本調子でないのは、ガンバと同様…のハズ。相手の名前に必要以上に怯える必要は無い。今の自分達の100%を出すことに集中しよう。

バイーアさんが戻り、大野は…どうかな。岡本を欠く右ワイドは燃えるミキッチか高山か。最前線は…疲労の薄い順番になるかな。凱旋の梅崎司のスタメン&恩返しゴールにも期待したいところだ。