湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【J2・第27節_vs長崎(A)】 『虎の牙』○2-0

コーナーキックに時折り一手間加えてくるのが近年の湘南のお家芸…と言うのは最近は結構知れ渡っていると思っていたのだが、刺さるタイミングであればグッサリ刺さるらしい。拮抗した展開で互いにゴールが近くて遠い中で、セットプレーから先制できたことが大きかった。

スタメンは、杉岡氏を中盤に上げて、3バックの左には”湘南乃虎”島村毅。前節負傷した岡本のに代わって奈良輪が中盤の右。前線には今年の湘南のタトバコンボ、もとい攻撃の基本スタイルになっているジネイ/やーまん/端戸。

試合の入りが悪かったとは思わないが、それでも相手の寄せを捌ききれない。寄せてくる前にパスが回せず、攻撃がなかなか形にならない。自然と相手にボールを支配される時間が長くなるものの、守備は集中できていた。

実は試合前、ゴル裏ではトラブルが起きていた。はるばる車で長崎に向かっていた太鼓隊が、事故渋滞に巻き込まれて到着できていなかった。現地では手拍子で必死に選手を鼓舞していたが、そんな状況が試合前にはチームに何故か伝わっていたらしい。

監督はそのことも引き合いに出して「今日は彼らのためにも勝たないといけない」と話したそうな。実際に23時間ほどかかって(googleマップ算出時間プラス10時間)現地に到着したらしいんだけど、その事も試合の集中力に一役買っていたのかもしれない。

試合が膠着し始めていた前半23分、右からのCK。蹴る瞬間にゴールから離れる影2つ。ニア方向に飛び出したジネイに反応する守備陣だが、ジネイはボールをスルー。中央で待ち受けていたしまむーのシュートは、飛び込んできた相手DFの足に弾かれてゴールに吸い込まれた。

前日誕生日の #島村毅 が自身を祝うゴール!右CKからグラウンダーのクロスが入り島村がダイレクトシュートで今季2得点目!明治安田J2第27節 長崎×湘南は https://t.co/u4BaoHt81Q で配信中。#テレビでDAZN📺@bellmare_staff pic.twitter.com/E33237CQ6W— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年8月11日

最初にも書いたように、今年の湘南はコーナーでネタを仕込んでくる。そして1点目の形は割とポピュラーな方だ。それでもこうして決まってくれるのは、何か秘訣があるのだろうか??

首尾よく先制できたことで流れが変わるかと期待したが、なかなか引き寄せられないまま前半終了。DAZNの平均ポジション情報でも、相手陣内に侵入しきれず後ろからの押し上げもできていない前半の状況が見て取れた。シュートも4本と数が伸びなかった。

うぬぅ、前に出られてないのぅ。 #bellmare pic.twitter.com/F7aEQaI2dl— レヴィ (@revys48) 2017年8月11日

さて後半。選手交代などでギアチェンジしていかないとなーなんて思っていたら、何がどうなったのか攻撃が回り始めた。湘南の修正なのか、長崎の疲れなのか、早く同点に追いつこうという焦りなのか。ともかく相手の寄せがあまり効かなくなった。

こうなると窮屈そうにサッカーしていた湘南の選手達が、のびのびと躍動し始める。普段の湘南スタイルがようやく発揮されて、前への推進力が出てきた。そして後半13分。

再びの右からのコーナーキック。今度は素直にゴール前に上がってきたボールに、ヘッドで合わせてゴール左隅に叩き込んだしまむー。2点目のゴールの前後にもコーナーからのヘッドがゴールマウスに嫌われる惜しい場面もあって、ハットトリックもイケるかという勢いだった。

その後も圧し気味のまま試合は進み、後半23分には久しぶりに星矢がピッチに戻ってきた。いきなりマークにつかれながらもクロスを上げてみたり、らしさを見せてくれた。岡本負傷の直後という見事なタイミングで戻ってきてくれた右のスペシャリスト。今後に期待するぞ。

後半は何度かのピンチはあれども、結局そのまま試合終了。後半だけでもシュート数13本というだけでも、危なげなさがわかる。本当なら流れの中からゴールが生まれてほしかったけども、我慢するとこ我慢してセットプレーから加点できるのも強さだ。完勝と胸を張りたい。

福岡も背後にぴったり食いついてきて、自動昇格圏レースを共に引っ張る。3位には松本山雅を粉砕した名古屋が浮上してきて勝ち点差は10。残り15試合(勝ち点+45)で勝ち点差9以上を保つとすれば、12勝もしくは11勝3分で昇格が決まる。

そう、長い長いと思ったJ2リーグも、気がつけばあとたったの15試合しかないのだ。あっという間である。昇格勝ち点マジック36…なんて先が長すぎるので今は忘れるw。今は目の前の試合で少しでも勝ち点と経験を積み上げていくことを考えよう。

次は水曜日にアウェイ千葉戦。プレーオフ圏内直下の7位、総得点はリーグ2位。今もウルトラハイラインを基盤にしたサッカーのようだ。ならばやる事はホームと変わらない。ロングボールとスルーパスと縦に早い展開を組み合わせて、ハイラインの背後を突く。

ならばドリブル自慢の表原、裏抜け狙いのムルジャあたりがキーになるか。実家に帰省中だけど丸一日抜け出して千葉に向かうとするよ。真夏の連戦、乗り切ってみせてくれ。