湘南ベルマーレ 2014
2014年の総括くらいしておこうかなということでね。実は同じタイトルで2013年の開幕前に書いていたりするが、あの時に書いていた事が具現化されたのが2014年というシーズンだった。逆に言えば2013年の苦戦は、クラブがJ1仕様に生まれ変わるために必要だっ…
流石の名門チーム、お目が高い。ウチの若大将にオファーを出すとは。若手の将来有望株、是非ともお手元で自分達の色に染めて育ててみたいことでしょう。お気持ちはよーくわかりますよ。我々の至宝ですからね。 報道によれば、ルールに則った移籍金もキチンと…
もうアウェイ磐田戦のような試合は今季は無いのかなぁと思ってた。ところが最後の最後に、神様が湘南に最後の試練をくれた。勝ち点100越えを目指す最終節、魂を削り合うような『J2卒業試験』が待っていた。 キックオフ直後から、勝利しかない大分が気迫…
運動量と球際で勝り、試合を支配する湘南。流れの中で得点できない時間が続いても、そこに焦りは無かった。あるのは取り戻したスタイルに対する、自信。愚直に貫いたその先に、圧巻のカウンターが待っていた。 「チームアシスト王」三竿のコーナーから「チー…
好調北九州相手に4得点(内1点はオウンゴール)と、望外の結果となった。前半こそ北九州ペースであったが、後半の選手交代から試合が加速し始めた。最初に扉をこじあけたのは、遅れてきた勇者だった。 中村祐也、背番号11。若手の多い湘南の中にあって、上…
この試合、連れて行ったJ初観戦の友人が「面白かった」って言ってくれた。例え得点は入らなくても、攻撃の姿勢だけでワクワクさせてくれることが湘南スタイルの存在価値なのだと、再確認できた。 「初めて観に行くんだし、どうせなら点の取合い希望」とか、…
試合終了後、選手達に遅れて一人でやってきた監督に、選手達と同様にブーイングが発生した。仮にも優勝監督にブーイングなんて光景、そうそう無いんじゃなかろうか。札幌戦の湘南は、今季最悪の内容だった。 こっちだってね、札幌くんだりまで行って優勝して…
優勝決定の翌週、チームの凱旋試合。そんな記念試合の前半終了の瞬間、ホーム平塚は大ブーイングに包まれた。0-2で負けていたからだけではないだろう。それほどに試合から伝わってくるものが無かった。 前節の退場でDFの要を担っていたマルが出場停止。…
一瞬の静寂のあと、じわじわと広がる歓喜の波。勝って決めたかったのは山々だけど、積み重ね続けて届いた頂点の高さはウソをつかない。開幕前は夢でしか無かった優勝しての昇格を、やっと掴んだ瞬間だった。 一年前は悔しさに溢れた味スタに、再び集った湘南…
試合前に松本が勝利しており、その時点で今節での優勝は無くなっていた。しかし選手達は高いモチベーションで試合に臨み、愛媛へのリベンジを果たした。心残りをまた一つ回収して、チームは歩んでいく。 試合はキックオフ前からいきなりサプライズ。コイント…
固かった。ガッチガチに見えた。ラストパスは届かず、ドリブルはミスって掻っ攫われ、シュートはなかなか良いとこに飛ばなかった。相手のカウンターはほぼ完封できていたけれど、攻撃は良い形が作れずにいた。 京都で昇格を決めてから初のホーム平塚、試合後…
前回『「何でもいいから一刻も早く昇格決定を」という気は申し訳ないがサラサラ無い』と書いたのは偽らざる本音だった。それでも決まるとなったらやっぱり誇らしい。うふふふ、史上最速ですってよ奥様。 実際に昇格(ライセンス交付前だから厳密には違うけど…
開始1分未満のファーストシュートで先制できた後、試合のペースを握ったまま何度も何度もゴールに迫った前半。後半もこのまま…と思ったら、とんでもなかった。堅守同士とは思えぬ乱戦が待っていた。 先制ゴールの絶妙なスルーパスに始まって、この日もスタ…
スタメンに大竹が戻ってきた。ほぼ90分を闘いぬいた。まだまだ本領発揮とは行かないが(相当ハードル上がってるぞーw)、湘南の誇るファンタジスタがまた一歩完全復活への階段を上った事が喜ばしい。 そして、宇佐美も短時間ながらも実戦に戻ってきてくれた…
15時。キックオフ4時間前に到着した平塚は、待機列は元より、フードパークを含めたスタジアム周辺に多数の山雅サポさんで溢れていた。ここまでアウェイサポ一色に染まったのを観たのは初めてだ。 発表された観客数こそ磐田戦の方が多かったが、来訪したサ…
キックオフ直後に完璧なカウンターから先制点を奪われた後、確かに山形を押し返してはいるのだが、どこか連動のズレを感じた。出足の遅さ、緩慢なパス。全体としては悪くはないが、流れが作れない。 モニター越しにも、ゴール裏からも感じられたなら、実際に…
どうですか磐田さん、難しいでしょう3バック。サイドが押し下げられて5バックになっちゃうと、いざ攻撃したくとも攻め手が足りない。去年湘南がそんなんばっかりだったから、もどかしさはわかるよ。 でも、対湘南で磐田がそうなるとは思わなかったな。前回…
先制するも、ラスト10分で2失点して敗退。…と書くと、まるで去年と変わってないように観える。でも現地で観戦したら、去年までとは違った風景があった。もちろん課題も浮き彫りになったけれど。 流石に中2日ではスタメン全員レギュラーとはいかなかった…
栃木は主力の移籍や連敗中ということもあって、いわゆる湘南対策をきっちりしてくるかと思っていた。しかし栃木は前回対戦と同じく、小細工無しに真正面からぶつかってきてくれた。感謝感謝。 ピンポイントで危ないシーン、というか失点モノの場面は何度かあ…
前回の対戦では、ベタ引きの岡山に26本ものシュートから2点を奪って快勝。その時まだ4月の初め。そこからチームを立て直した岡山が、17戦無敗の自信をもって再び立ちふさがった。 湘南も敗戦は一度だけ。怪我人多発でベストメンバーが組めず、湘南対策…
やはり前回がおかしかったんだ。立て直してきた千葉は、危惧していた通りに強かった。互いにコンパクトな陣形から何度も好機を演出するも、勝ち切ることはできなかった。 前回とのギャップに戸惑ったか加入直後の樋口初スタメンの影響もあったか、シュートは…
試合前にはやんでいたが、直前に降ったゲリラ豪雨によってピッチは田んぼのようになっていた。最近のレベスタのピッチの状態は知らないけど、ピッチ自体も凸凹だったように見えた。 キックオフ直後から、ミスというよりも意図したところまでボールが来ない/…
湘南対策のトレンドは、ドン引きブロック形成で縦パスの通り道を塞ぐことから、中盤での激しいチェックでボール回しを自由にさせない形に完全に移行した…と断じるのは、きっとまだ早いだろう。 引いてからのカウンターをするにもゴールは遠いというのが流石…
勝利に浮かれずに、試合ごとに反省点を見つけていくのは大事。ただ、矢印を自分に向けることに一生懸命になりすぎて、対戦相手をリスペクトすることを忘れてはいかんと思うのですよ。 J1を目指す湘南は、J2相手なら毎回スタイル出しまくりで複数得点無失…
あまりに不甲斐ない戦いぶりに、誰もが苛立っていた。前半終わって、0-1。ハーフタイムに入った瞬間、2000人に届かない少なさのはずの湘南サポから一斉に滝のようなブーイングが降り注いだ。 去年は序盤から得点を重ねて4-0で勝利した相手。再び巡…
開幕からの6戦目のホーム岡山戦。今季初の敗戦からの6戦目のアウェイ群馬戦。奇しくもこの2試合は近い展開になった。終始試合を支配でき、シュート数も20本を越えた。 群馬はドン引きというほど徹底して低いブロックを敷いてきたわけではなかったが、前…
北九州にとって誤算だったのは『湘南乃魂』永木亮太が欠場したことだろう。そして、代わりに出番を得た選手がここまで躍動して、自軍を追い込むとは予想していなかったはずだ。 ウェリントンがイエロー累積で欠場というだけなら、決定力は落ちても圧力は落ち…
今回の湘南対磐田を観た人、ぜひ感想をお聞かせくださいな。胸を張ってオススメできる好勝負になったと思います。スカパー!オンデマンドに加入してる人、もしくはスカパーの放映を録画してる人が周りにいる人は、ぜひぜひ週末のお供にどうぞ。 散々ネタにし…
愛媛戦の敗戦から、再び連勝街道。しかし再加速していきたいところで、低調と言うしかない内容しか残せていない。まるでスイッチの入れ方を忘れてしまったかのようだった。 この試合でもそうだった。早々にコーナーから2点先制したのはいいが、前線に3人残…
試合はがっぷり四ツに組んだ攻防になった。特に後半は完全に富山ペースで、むしろ決定機は富山の方が多いくらいだった。湘南が勝てたのは富山の決定力不足と、試合終了直前にワタルが頭ひとつ抜け出せたというだけだ。 まずは守備をキッチリというのは変わら…