湘#48 れび@湘南サポBLOG Ver.2

スポーツナビ+(ブログ)サービス終了に伴い、引っ越してきました。湘南ベルマーレを応援していきます。

【YLC・準々決_vsC大阪(H)】 『縦横無尽ウインドストーム』○3-0

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台風の余波で強風の吹き荒れる中、平塚のピッチには湘南のプレーで嵐が巻き起こっていた。前年度覇者の桜さん相手に攻守にやりたい放題の末、プレーオフの仙台戦と同様に、まさかの3-0大勝利という結果に終わった。

やりたい放題というのは比喩でも何でもなく、湘南の選手たちは縦横無尽にピッチを駆け巡り、何度となく桜さんの守備を切り裂いた。印象ほどにスタッツに大きな差は出なかったが、試合としては最後まで湘南のゲームだったと言っていいだろう。

スタメン

シーズン開始前には、秋野が普通に外せる陣容になるなんて想像もしていなかった。未月金子俊輝で普通に回せるんだものなぁ。バイーアさんと坂の関係もそうだけど、J1の荒波で鍛えられた若い湘南戦士が、本当に成長著しくて嬉しい。

この日の最前線はリョーゴ&ケージローを休ませて、好調維持の梅﨑と組むのは天馬とのだりゅー。のだりゅーはそろそろ自らのゴールで存在感を示したいところだったが、先制点のアシストなどプレー自体は悪くは無かったが途中交代。無念。

試合

連戦での疲労は間違いなくあっただろう。直前の台風で移動がかなり早まったとも聞く。地元大阪での台風被害で試合に集中できなかった選手もいたかもしれない。もしかしたら湘南が無意識にナメられていた…という可能性もゼロではないけれども。

それほどまでに、この日の桜さんは明らかにおかしかった。代表招集された選手以外はベストメンバーらしいのに、プレーに全くキレを感じなかった。

特に前半は風上だったし積極的に攻めてくると思っていたのだが、"流している"かのような緩いプレーばかり。後半から持ち直してくるかと警戒していたら、逆に湘南のギアが上がってしまって、最後まで圧倒したまま勝ってしまった。

何度も好機を作っては得点に至らず、少し観てる方に焦りが出てきた28分に先制点。縦にポンポンとパスが通り、のだりゅーからのパスを受けた天馬が左足でシュート。アウトにかかったシュートは、GKから逃げながらゴールに突き刺さった。 


【公式】ゴール動画:松田 天馬(湘南)28分 湘南ベルマーレvsセレッソ大阪 JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第1戦 2018/9/5

どちらも先にゴールが欲しい後半、追加点を奪ったのは湘南。後半25分、桜さんの裏へ抜け出す岡本に天馬が絶妙のパスを出す。岡本からのエンジェルパスをゴールに叩き込んだのは、岡本と共に走り出していた梅崎!


【公式】ゴール動画:梅崎 司(湘南)70分 湘南ベルマーレvsセレッソ大阪 JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第1戦 2018/9/5

密かにこのまま試合が終わっても上々だな…なんて思っていたのだがw、湘南の勢いはこんなもんじゃなかった。75分、右サイドをほぼ端から端までドリブル一人旅で突破した山根のクロスを、金子が左足一閃、ゴールに結びつけた。


【公式】ゴール動画:金子 大毅(湘南)75分 湘南ベルマーレvsセレッソ大阪 JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第1戦 2018/9/5

何度かピンチもあったけれど、バイオリズムが上向きのチームは3点リードにも弛緩することなく、試合をきっちりクローズさせてくれた。圧倒的に有利な状況を作り上げ、大阪に乗り込む事になった。

総評:☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今季2回目の☆9つ。調子の上がらない相手に付き合うことなく攻め続け、無失点で守り抜いて。今季一番の試合内容をここにきて更新できるのだから、チームの成長を感じる。それもキクシュンと杉岡氏を欠いているのに、だ。

3つの得点の形も、つい最近までゴール欠乏症だったのがウソだったかのように、綺麗に決まってくれた。長崎戦の勝利ひとつでここまでチームが生き返るのだから、勝利というのはホントにチームの潤滑油なのだなぁと感じる。お見事でした。


YBCルヴァン杯ハイライト20180905 セレッソ大阪戦

次の試合は

同じカードの"後半戦"が週末にアウェイ戦で待っている。長居に乗り込んで…って、長居!? キンチョウじゃないの?? うわー行きたかったなコンチクショウ。リーグ戦でも使ってよ!w

…なぁんて心配していたんだけども、試合後の監督コメントを読めばそんな心配は杞憂に終わりそうだ。今のチーム状況ならば、試合の入りさえ失敗しなければ仙台戦の二の舞にはならないと信じる。吉報を待つ!!

【J1・第25節_vs長崎(A)】 『目標勝ち点42ポイント』○3-1

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湘南のために、勝利の唄を。俺達は叫ぶ、魂込めて。ビジターゴール裏にやってくる選手たち、万雷の拍手で迎えるサポーター、みんな笑顔満開だ。

5戦負勝ち無しだった間、わずかなミスで結果がついてこなかった日々にブレずに向き合い続けて、何が何でも落とせなかった試合での勝利。何と言っても勝利自体が実に一ヶ月ぶりなのだから、これが嬉しくないわけがないのだっ!。・゚・(ノ∀`)・゚・。

スタメン

大野がスタメン復帰めでたい。左ワイドには今日のキーマンとなった石原。前線はケージロー&リョーゴに、スタジアムのある諫早出身の梅﨑。DAZN実況でやたらと御当地と連呼されていたが、石原と共にこの日のチームをけん引してくれた。

湘南はバイーアさんやジョンヒョプがサブ。長崎もチームの中心たるヨルディ バイスやファンマをスタメンで起用できず。珍しく(?)両チームのスタメンが日本人だけの試合になった。

試合

キックオフから、戦国時代の合戦のごとく互いに狭い陣形でせめぎあう両チーム。フォメも同じ3-4-2-1、ミラーゲームでのガチンコ勝負だ。

しかし徐々に、単独開催で注目を集めるフライデーナイトJリーグのホーム開催試合で勝って連敗を脱出したい長崎が湘南ゴールを脅かし始める。

長崎がゴール付近への侵入回数を増やしていくのに対し、湘南は何度かチャンスは作るものの、パスミスが絡んでなかなか攻撃がつながらない。

このままでは長崎の先制点も近いかと思われた前半32分、タイマン勝負を制した石原が左サイドから低いクロスを入れると、DFとの駆け引きから一歩前に出た"御当地梅﨑"が瞬間だけ競り勝って、ワンタッチゴール!


【公式】ゴール動画:梅崎 司(湘南)32分 V・ファーレン長崎vs湘南ベルマーレ 明治安田生命J1リーグ 第25節 2018/8/31

それまでは何か噛んじゃってそこから先に動かないチャックみたいな攻撃に終始していたのに、先制点を境に攻守のチャック(?)がスルスルと動くようになるのだから、試合は本当に生き物だ。流れをすっかり押し戻し、1点リードのまま後半へ。

後半も湘南ペースで試合は進む。長崎もファンマ投入で流れを引き寄せにかかるが、鈴木武蔵との交代だったのは正直ホッとした。前半から動きの良かった鈴木武蔵には、何度もチャンスを作られていたからね。

湘南も秋野に代えて金子を投入。そしてその金子がコーナーからのこぼれ球をヘッドで押し込み、直後には右サイドでボールを掻っ攫って、パスを受けた岡本がドリブル独走からのシュート、弾かれても構わずシュートでゴールを奪いきって見せた。


【公式】ゴール動画:金子 大毅(湘南)61分 V・ファーレン長崎vs湘南ベルマーレ 明治安田生命J1リーグ 第25節 2018/8/31


【公式】ゴール動画:岡本 拓也(湘南)63分 V・ファーレン長崎vs湘南ベルマーレ 明治安田生命J1リーグ 第25節 2018/8/31

時間にして後半16分からの2分間で、一気に3-0まで試合が動いた。あとは試合をクローズさせるだけ。無失点で終われれば全てが丸くおさまる…と思った矢先、怖い怖いファンマにヘッドで押し込まれて失点。

長崎の意地がもぎとった1点と言えなくもないが、実は前半からゴール前の競り合いで先に触られまくっていたのよね。危ないなぁと思っていた矢先に先制できて有耶無耶になってたけど、ここでも競り切れずに簡単にやられた。要反省である。

それでもこの日の湘南は、流れを相手に渡さなかった。ようやくのゴールで攻勢を強めてきた長崎を跳ね返し、しっかり勝ちきることができた。ヒロインを終えてゴール裏にやってきた梅﨑の、弾けるような笑顔が誇らしげだった。

総評:☆☆☆☆☆☆☆☆

余計な失点で☆1つ減らそうかとも思ったけれど、この大事な試合で内容も悪くなく、ケチャドバの3ゴール勝利というところで相殺の☆8つです。

縦に速い攻撃をゴールに結びつけて、未勝利中の課題に一つの回答を見出した。一方でセットプレーで先に触られ続けて失点してしまう守備の改善点も改めて露呈した。成果と課題解決を繰り返し、まだまだ湘南は成長していける。

いやもう、とにかく勝ててホッとした。これにて勝ち点30到達。ここで勝てていなかったら、16位鳥栖に肉薄されていたところだった。結果として横浜と柏を従えての13位。上とも下とも僅差で、ここからの10試合が勝負だ。


DAZNハイライト20180831V・ファーレン長崎戦

リーグ戦ラスト10戦に向けて(もしくはタイトル回収)

ワールドカップの中断期間もあって慌ただしく日程を消化してきたリーグ戦も、残り10試合。振り返れば…あっという間ではあったが。

明治安田生命J1リーグ 順位表:Jリーグ.jp

ひとまず勝ち点40ポイントをベースに考えた場合、残り試合を3勝1分6敗/2勝4分4敗で行ければ良いことになる。ただ、今年の『ハイレベルな残留争い』を考えるならば(そこはかとない矛盾を感じるw)、もう少し稼いでおきたい。

なので残り10試合の目標としては、更に上乗せした42ポイントを目標に置きたい。残り試合を4勝6敗/3勝3分4敗…というのが『現実的な目標』になるだろうか。こういう数字遊び的な意味でも、長崎戦の勝利は本当に大きかったんだ。

例えば16位鳥栖が残り9試合で42ポイントまで伸ばすには、5勝1分3敗/4勝4分1敗、もしくはそれ以上の『驚異的な追い上げ』が必要になるのだから。

次の試合は

もう明日ですが、ルヴァン杯準々決勝C大阪戦ですよ。水曜に平塚、週末に大阪。合計180分で雌雄を決する戦いになりますな。

まずは無失点で終えられることが大前提になる。一つのポカが大火傷につながるので、より慎重な試合運びが必要になってくる。攻撃は、長崎戦で自信が確信に変わってくれただろう。これからもブレずに仕掛けていくだけよね。

C大阪とは今月リーグ戦でも対戦があるけど、出し惜しみして無事でいられる相手ではない。未月は不在になるし、入れ替わりで戻ってきた杉岡氏は流石にお休みだろうが、ターンオーバーもそこそこに、今出せる全力でぶつかっていこう。

余談

長崎遠征では、スタジアムや軍艦島ツアーなどで、何人かのベルサポさんにお声をかけていただきました。塩対応になってなかったか不安ですが、ブログの感想などもいただいてしまって、本人これでもとても喜んでおりますw。

あらためまして、こちらでもお礼申し上げます。ありがとうございました(五体投地)。よろしければコメントでも交流できたら嬉しいですヽ(=´▽`=)ノ。

今回の長崎遠征のアレコレは、週末にでも書ければいいなと思っています。流石に長崎遠征の直後に大阪行きは自重しますんでw、その分頑張って書きます。…と言っても、観光らしい観光ってあまりやってないんですけどもね。